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結婚後に彼氏の田舎で暮らすのはアリorナシ?

充実した結婚生活を送るには、住環境を慎重に選ぶ必要があります。結婚後に恋人の地元である田舎へ移住せざるを得なくなるケースは少なくありません。

この記事を読むと、田舎で暮らすメリットとデメリットがわかります。移住の可能性がある場合は、田舎暮らしはありかなしかを考えてみてください。

結婚後に田舎移住をする理由

結婚後に田舎移住をする理由は、大きく2つに分けて受動的理由と能動的理由があります。

【受動的理由】家を継ぐため

受動的理由で最も多いのが家を継ぐための帰省です。古くから日本では家系を絶やさないように、長男が家を継ぐのが一般的でした。現代では進学や就職で地元を離れたまま移住地で家庭を築き、田舎に戻らないケースは珍しくないのです。

後継ぎ問題はすでに風化していると思うでしょうが、地方へ行くほど今も当然のように風習が残っています。結婚直前に相手の親から後継ぎの話をされて、移住せざるを得なくなった人も少なくないでしょう。

また、田舎は支え合いで成り立っていいます。そのため、結婚生活もままならないうちに、義両親から介護や農作業の手伝いをお願いされて移住するパターンもあるようです。

【能動的理由】スローライフに憧れたため

田舎移住の能動的理由の多くは、スローライフへの憧れです。都会は満員電車や人混みなど、常に忙しなくてリラックスできる環境が少ないでしょう。一方で田舎はあたり一面に自然が溢れていて、時間の流れが穏やかです。都会の喧騒に疲れて時間に追われない生活を望む人には最適な住環境でしょう。

また、20~30代の働き盛り世代の中にも、趣味や家族の時間を確保するために仕事をセーブして、田舎移住を決意する人もいます。一から農作業を初めて自給自足にチャレンジしたり、子どもに大自然の遊びを教えられるのは田舎ならではの醍醐味です。

田舎暮らしのメリット

田舎は自然豊かな土地柄、新鮮な食材や水があるのがメリットです。また、田舎ならではの助け合い文化も移住者にはありがたい存在でしょう。

①新鮮な農産物が手に入る

田舎はどこも農産業が主流なので、米や野菜、果物などあらゆる新鮮な食材が安価で手に入ります。地元の道の駅や物産館のみならず、スーパーでは地元生産者が作った野菜が売られているブースが設けられています。

直で卸しているため採れたて新鮮でありながら、1~2割程度安く買えるのです。料理好きな人やオーガニックに興味がある人にとってはまさに食の宝庫でしょう。

②助け合いの文化

田舎は助け合いで成り立っています。周囲から助けを得られるのは大きなメリットでしょう。ある家で慶事や葬式が行われると、地域の人がその家に手伝いに行く風習があります。

地域一帯が家族のような距離感なので、頼まずとも手を差し伸べてくれるのです。右も左もわからない状態の移住者にとっては、心強い人間関係と言えるでしょう。

③家賃相場が安い

田舎は都会よりも安い家賃で良い部屋に住めるメリットがあります。東京都内の1Kアパートの家賃相場は約7万円ですが、四国地方や東北地方の田舎では約4万円とお得に住めるのです。

田舎で家賃に7万円も払えば、3LDKの広い部屋や新築物件に居住できます。駐車場代も2,000~5,000円で借りられるケースが多いので家賃を節約につながるでしょう。

田舎暮らしのデメリット

田舎に憧れて移住したものの、理想とかけ離れた現実を目の当たりにすると弱気になってしまうかもしれません。車社会と特有の狭いコミュニティは田舎ならではのデメリットが隠されています。

①車がないと生活できない

田舎と言えば車社会。車がなければ買い物はおろか、就職や私生活にも支障をきたします。バスや電車などの公共交通機関はあるものの、本数が少ないのでほぼ使えません。

また、循環バスがあっても市役所周辺や大型スーパーなどの主要地域しか走りません。移動手段に自転車を考える人も多いですが、雪国では冬はまず使えないでしょう。移住前に自動車免許の取得や、ペーパードライバー卒業が必須です。

②生活費がかさむ

田舎は都会と比べて賃金や外食費が安いため、生活費全体を抑えられると考えるかもしれません。しかし、都会生活と比較しても支出にさほど変わらないのが現実です。

家賃や駐車場代が安くても、車の維持費にお金がかかります。車購入から日々のガソリン代、2年に一度の車検費用のほかに、雪国は冬タイヤの購入に除雪・凍結用具が追加されます。

③収入が低い

物価自体はさほど変わりません。求人サイト「dodaエージェントサービス」による2020年9月~2021年8月の平均年収の集計を見ると、年収トップの東京都の平均が438万円に対して最下位の田舎は350万円。約80万円もの差が開いているのです。

そして、物価は都会と大して変わりません。そのため、田舎で余裕がある暮らしをしようと考えていると、現実とのギャップで失敗します。


結婚前に移住の確認をしよう
田舎には都会にはない魅力がある一方で、田舎ならではの不便さがあります。居住地は生活の基盤なので、田舎移住に抵抗を感じたら早めに恋人へ確認しましょう。

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