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賛否両論?

丁寧な暮らしに違和感を覚える5つの理由

2021年の流行語の一つになるであろう「丁寧な暮らし」。自分らしさと心のゆとりをテーマに、女性を中心に幅広い世代から支持を得ています。しかし、丁寧な暮らしに異論を唱える人も多いようす。

賛否両論を起こす原因はどこにあるのでしょうか。丁寧な暮らしに違和感を覚える理由を考えます。

丁寧な暮らしにおける4つのキーワード

丁寧な暮らしと聞いてもピンとこない人も多いはず。どのような生活スタイルか理解するために、まずは丁寧な暮らしを説明する際に欠かせない、4つのキーワードを紹介します。

サステイナブル

SDGsをきっかけに耳にするようになったサステナブルは、「維持」「耐える」を意味します。環境汚染や地球温暖化やと向き合い、数十年後の未来を見据えるのも丁寧な暮らしの特徴。エコバックや紙コップの利用で、地球環境に配慮しています。

ナチュラル

丁寧な暮らしでは、生活の中に自然素材を多く取り入れるのが特徴。使うほどに味が出るので、長年に渡って飽きることなく使えます。インテリアや服飾雑貨に至るまで、自然素材ならではの風合いと変化を楽しむのです。

オーガニック

オーガニックとは、化学物質の農薬や肥料を使わずに自然の恵みを取り入れた栽培方法。美容と健康を気遣う人にとってオーガニック野菜はごく当たり前に浸透しています。丁寧な暮らしでも、健康と環境に配慮したオーガニック栽培を意識するのは基本です。

ミニマム

ミニマルとは「わずか」や「可能な限り少ない」の意味。限られたものの中で暮らす人をミニマリストと言いますよね。丁寧な暮らしは、物だけではなく人や思考をシンプルにするのが特徴。値段や流行、ネームバリューにとらわれず、質の良いものや本当に欲しいものを見極めるのです。

丁寧な暮らしのメリット

丁寧な暮らしがこれほどまでに注目されている理由は、メリットが魅力的なこと。情報過多な今の時代にマッチしているのです。恋愛成就にも生かすことが出来るかもしれません。

節約できる

丁寧な暮らしのメリットは節約効果があること。最小限のシンプルな生活スタイルを心がけると、不必要な物を買わなくなって無駄遣いが減るのです。また、オーガニックにこだわる場合に辿り着くのが自家菜園。季節ごとの旬な野菜を買わなくてすむのは大きな節約になります

自分を高められる

不要な人間関係を手放すと時間に余裕ができます。すると、興味がなかった分野の情報を取り入れたり、経験のないアクティビティに挑戦したりできるので、生活の中に気づきが生まれます。その好奇心が知識と経験値に変わり、結果として自分を高められるのでしょう。

心に余裕が生まれる

丁寧な暮らしの本質は、自分を大切にすることです。物や環境と丁寧に向き合うと、自分の気持ちに素直になれます。不必要なものを排除し、心地のいい空間、好きな人、ときめくものに囲まれた環境は心が喜び、おのずと余裕が生まれるのです。

丁寧な暮らしに違和感を覚える5つの理由

丁寧な暮らしと検索すると、「嫌い」「アンチ」「批判」など否定的なワードを散見します。新たな生活スタイルに違和感を覚えるのには理由があるようです。

自己顕示欲の塊だから

丁寧な暮らしに違和感を覚える理由として、SNSが大きく関係しています。言い換えると違和感の理由は、丁寧な暮らしをしている人の自己顕示欲です。「見てほしいのは丁寧な暮らしではなく、丁寧な暮らしをしている自分なのでは?」と勘繰る人もいるはず。ライフスタイルそのものよりも、SNSで発信する人に違和感を覚えるのでしょう。

こだわりが強くて息苦しそうだから

こだわりが強いと、楽しいのか違和感を感じるでしょう。また、一人暮らしの中で丁寧な暮らしを行うなら、誰にも負担はかかりませんが、同居の場合は周りの意見を聞く必要があります。例えばパートナーの趣味がショッピングで、ものをためる性格だとしたらどうでしょうか。

ミニマムの良さを理解してもらうには時間がかかるでしょう。メリットが多い生活スタイルも、場合によっては相手にストレスを与えてしまうのです。

貧乏くさいと感じるから

物に感謝し長く愛用する姿勢が称えられる反面、貧乏くさいと感じて丁寧な生活に違和感が生まれるケースもあるようです。人によっては長年使い続けると飽きるでしょう。物によっては長年使うのが不衛生だと思ってしまうのかもしれません。

また、長く使うのはいい心がけですが、「買い物のたびに必要かどうか考えるのがストレスになりそう。」といった考えもあるようです。

時間がある人しかできないから

丁寧な生活をしている人に対して、「できるのは時間に余裕がある人だけ」と違和感を覚える人は多いでしょう。本来であれば、誰しも時間に余裕をもって生活したいと思っているはず。しかし、現実は時間に追われる日々の繰り返しです。

仕事や家事など時間がいくらあっても足りず、毎日があっという間に過ぎていくでしょう。このように忙しない状況だと丁寧な暮らしをしたくてもできないのです。

時短でも丁寧に感じるから

時間をかけるのが丁寧とは限らないと、違和感を覚えるケースもあるようです。理解を深めるには、時間をかけて向き合うことは重要ですが、かかわるものすべてに丁寧さを心がけるのは難しい話。

時間もお金と同じように減っていきます。そのため、オーガニック野菜を家庭菜園で一から作るより、スーパーで購入したらいいのでは?といった時短な発想がでるのは必然的です。考え方によっては、時短しても丁寧な暮らしが手に入るのです。


丁寧な暮らしはひっそり楽しむのがベター
丁寧な暮らしはメリットがあり、環境にも心にもプラスの効果をもたらします。しかし、せっかく心が豊かになっても、SNSに載せて批判されたら気持ちが塞ぐでしょう。記録を残したいなら写真に収めて、家族内で共有するのがベターです。丁寧な暮らしこそ周囲にひけらかさずに、ひっそりと楽しむものかもしれません。

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