寺社でお参りをすると、必ずおみくじを買うという人も多いでしょう。でも、そのおみくじ、その後どうしていますか?一般的には、良い結果なら持ち帰り、悪い結果なら、その場で結んできます。でも、前に占ったおみくじの内容、今もちゃんと覚えていますか?おみくじは神仏による占いです。その結果を無駄にしないためにも、正しい運気活用法を知っておきましょう。
まずはしっかり読む
おみくじによっては、難しい表現が使われていたり、長かったりで、読みにくいものもあります。それでも、これは神仏からのメッセージです。しっかりと読み取りましょう。また、気になるポイントだけの拾い読みをする人もいますが、これ、実はすごくもったいないのです。知らないうちに幸運気を逃しているかもしれません。持ち帰って、辞書を片手にじっくりと読み下しましょう。それでも、読み解くのが難しい場合には、購入した寺社に解説を頼むこともできます。
おみくじは原則持ち帰り
どこをどう読んでも悪いことばかり。もう見たくない読みたくない。そんな内容であれば、その場でよく祈って厄除けをしてから、結んで帰り、すべてを忘れてしまうのもアリでしょう。でも、おみくじに完全なる凶はほとんど含まれません。たとえ大凶でも、必ずその運気を乗り越えるためのヒントが書かれているものです。それをいかすためにも、できるだけ持ち帰りましょう。
持ち帰ったおみくじは何度も読み返す
おみくじは一度目を通したらそれでお役御免? いいえ、何度でも読み返して、その時、場面に合わせて応用しましょう。不思議ですが、おみくじは、それを読む時と場所で、感じ方が違ってきます。最初は「ひどい」と思った内容も、落ち込んでいる時に読むとアドバイスとして読めることも。また、難解な文章であればあるほど、読み返すたびに、新しい発見があるものです。
おみくじはしまい込まない
持ち帰ったおみくじも、どこかにしまい込んで、そのうち忘れてしまっては意味がありません。おみくじ置き場、おみくじ入れなどを用意して、いつでも、読める場所に置いておきます。迷った時には、おみくじにヒントをもらいましょう。つらいことがあった時など、それを読むことで励まされることがきっとあります。
気に入った文面を書き出す
大吉など、自分にプラスになる内容のおみくじを持ち歩く人もいます。これもいいのですが、おみくじの中の、気に入った部分や、気になる部分などをピックアップして、それをどこかに書き出しましょう。筆ペンなどで色紙や和紙に書くのもいいし、普段使いの手帳のよく目に着くところに丁寧に書き込んでおくのもいいでしょう。それを見ることで、自分の気持ちを上向きや前向きにできる文を選びましょう。
新しいおみくじを引く時には、古いものをお返しする
複数のおみくじをいくつも持っているのは、縁起がよくありません。また、前回よりも今回のおみくじ内容が悪いとしても、新しいおみくじの内容を大切にします。おみくじを引く寺社に行くときには、古いおみくじを持っていき、お賽銭やお祈祷料金などとしてお礼とともにお返ししてきます。後から持っていったり送ったりするのも一つの手ですが、送る時には、お礼金を包むのを忘れないように。
おみくじとおみくじの間は1週間あける
決まりがあるわけではありませんが、大吉がでないからといって、その場で何枚ものおみくじをひくのはルール違反でしょう。たとえ望む内容のおみくじが出なくても、最低1週間という区切りを持ち、その間にそのおみくじ内容をよく読み吟味した上で、必要に応じて次のおみくじをひくようにします。
おみくじは、その場限りの占いだと考えがちです。数百円程度を支払えばその場すぐに結果がわかるという、お手軽な方法ではありますが、神仏の声です。おろそかな扱いをすれば、本来授かることができる運気でさえ逃してしまいます。悪い内容であっても、それを戒めとして、良い内容であれば、それを心のバックアップにすることができます。せっかくの神仏からのメッセージを有効に受け止めて運気を目いっぱい活用したいですね。