占星術が得意とする占断分野はいろいろありますが、男女の相性占いもその一つです。時間などを考慮に入れて細かい部分まで観るほど、的中率は高まりますが、もう少し簡単な方法でも、だいたいの傾向を占えます。自分とカレの太陽、月、金星、火星の位置から、カレにとって自分はどのような存在か、占ってみましょう。
※二人の太陽、月、金星、火星が、12星座のどの星座に位置しているか確認してください。
お互いの太陽、月、金星の関係をチェック
男性にとって、月は理想の妻、金星は理想の彼女をあらわす惑星です。もし、「女性の太陽と男性の月または金星が同じ星座」の場合、女性は彼の好みに当てはまっています。恋愛初期では特に金星の影響が強く、男性が女性に積極的にアプローチするなどします。しかし、結婚を意識する頃になると、月が存在感を増します。男性の月が示す要素を備えた女性が本命になりそうです。また、「男性の太陽と女性の月が同じ星座」の場合は、男性が女性を可愛がる関係です。お互い居心地よく過ごせて、結婚に至る可能性が高いといわれています。「男性の月が女性の金星と同じ星座」の場合は、男性にとって女性は親しみやすい存在で、女性は男性を可愛く感じます。やや女性上位ですが、良好な関係です。月はフィーリングに関与する大事な惑星ですが、月や太陽がからむだけの相性だと、恋愛相手としては物足りなく感じることもあります。
さらに火星をからめて判断する
相性自体はよくても、異性として意識しづらく、発展しない関係があります。それを変えるのが、火星の存在です。「男性の金星と女性の火星が同じ星座」の場合は、お互いが一目ぼれして、急速に付き合う可能性があります。人間的にというより、とにかく異性として魅力的なのです。また、「女性の太陽と男性の火星が同じ星座」の場合は、男性が女性をセクシーだと思います。しかし、火星は攻撃性も持つので、金星や月の関係がおだやかでない場合は、男性が女性を傷つける可能性もありそうです。また、月は感情をあらわすので「女性の月と男性の火星」が同じ星座だと、男性は女性を翻弄しがちで、結果がよいか悪いかは、やはり金星など他の惑星の影響で変わります。火星は性的魅力につながる惑星で、金星とともに恋愛において重要な惑星ですが、火星だけが強調されると、カラダだけの関係になる恐れもあります。愛情（金星）や感情（月）、生き方（太陽）などの相性もよい相手だと、火星のエネルギーがよい方向に発揮されます。
同一星座でなく、同一エレメンツも有効
影響は少し弱くなりますが、上記に挙げた相性例は、同じ星座以外に、同じエレメントにおいても通用します。12星座を気質別に4グループに分けるエレメントは次の通りです。
- 火のグループ……牡羊座・獅子座・射手座
- 地のグループ……牡牛座・乙女座・山羊座
- 風のグループ……双子座・天秤座・水瓶座
- 水のグループ……蟹座・蠍座・魚座
同じグループの相手のことは理解しやすく、相性も良好です。「男性の太陽が獅子座で、女性の月が射手座」の場合、男性がやはり女性を可愛がります。
占星術による相性判断の方法は他にもたくさんありますが、主要惑星の関係は影響が大きいので、納得できることも多いと思います。
