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占星術で判断

人生、早咲きタイプ?それとも遅咲きタイプ?

よく「大器晩成型」という言葉を聞きますが、若い頃から頭角をあらわして活躍したり、逆に年をとってから注目を集めたり、花が開く時期は人によってさまざまです。ホロスコープから、自分が早咲きタイプか遅咲きタイプか読み取ってみましょう。

年齢域を意識して惑星の状態を確認

太陽や月、金星など占星術で使用する主要惑星には、それぞれ受け持つ年齢域があり、子ども時代や若い頃の運は主に月や水星、金星を、青年期から中年期にかけての運は金星や火星、木星を、それ以降、壮年期から老年期にかけての運は、木星、土星、天王星などの状態を見ると参考になります。例えばアスペクト(意味を持つ角度)の多さで判断します。もし、月や水星にアスペクトが多ければ、若い時期に活発な運気が訪れそうです。ソフトアスペクト(60度、120度)が多めだと、幸運な出来事が多く、スムーズに活躍できそうですが、ハードアスペクト(90度、180度)だと、活躍する反面、トラブルなども起こりやすそうです。他の惑星も同様で、その惑星の年齢域の頃に運勢が活性化しやすいでしょう。

惑星の位置も考慮する

また、惑星の状態を見るときは、惑星の位置も確認しましょう。1、4、7、10ハウスをアングルハウスと呼び、ここに入る惑星は力が表面に出やすいといわれます。これらのハウスに惑星が入っていると、その年代の頃は、周囲から注目を集めるかもしれません。特にMCに近い10室だと社会的に活躍しそうです。逆に3、6、9、12ハウスはキャデントハウスと呼び、これらに入る惑星は外から力が見えにくいといわれます。特に12室は「隠れた場所」なので、ここに惑星が入ると、その年代の頃はひっそりとした生活を送るかもしれません。

成長まで時間がかかるタイプ?

惑星の中で土星は物事を遅らせる性質を持ちます。太陽や月のような個人的な性格や運勢に作用する天体に、土星がアスペクトを形成していると、遅咲きタイプになりそうです。太陽だと仕事面などで下積みの期間が長く、金星だと恋愛面でオクテになるかもしれません。水星の場合は知性面などでコンプレックスを抱き、克服するまでに時間がかかることも。このような人は焦らずに、不器用でも一つずつ確実に物事をこなすことが大事です。 また、土星と似たような意味を持つ山羊座のサインが、ホロスコープで強調されている人も遅咲きの傾向です。

何度も結婚するという意味で早熟?

ホロスコープで双子座や乙女座、射手座、魚座、いわゆる「柔軟宮」に惑星が集中していると、主体性を持つより、周囲の人に生き方や行動を合わせやすい人生になります。恋愛や結婚に関しても構えが少なく、結果として何度も結婚を繰り返すことがあります。早い時期からそれが始まると、早熟といえそうです。


まだ若い人が「自分は大器晩成型」だと聞くと、ガックリするかもしれません。けれど、年を重ねるにつれ、いろんな物事でスピードや順位の重要性が薄れてきます。大切なのは、その中身です。今のガマンが十数年後、数十年後には「たいしたことがなかった」「かえって必要だった」と思えます。星の応援を信じましょう。

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