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占星術でわかる

不思議と縁がある人、そうでない人

好き嫌いの感情に関係なく、なぜか縁が生じる人たちに共通点があると気づくことがありませんか。共通点があっても、片や大好きな親友、片や苦手な人、ということも。ホロスコープをじっくり読み込めば、自分と自然に縁ができやすい人の傾向がわかります。いくつかポイントを挙げてみましょう。

惑星が入るサイン、そうでないサイン

小惑星なども含めるとホロスコープで用いる惑星はけっこう多いのですが、その中で基本として扱うのが、火星や木星など太陽系の主要惑星です。数でいえば10個。惑星は12星座のどこかに位置しますが、惑星は10種類なのに、星座は12の種類があり、当然、惑星が入らない星座が出てきます。例えば、水瓶座に一つも惑星が入らない人の場合、水瓶座の人と近い関係になることは少ないかもしれません。これは仲が悪くなるというより、単に縁が少ないという感じです。逆に惑星が集中している星座、例えばそれが双子座だとしたら、「妙に双子座の人と縁があるな」と思いそうです。これも縁自体は多くても、良い縁か悪い縁かは別です。

自分に攻撃的な人も

「自分の太陽と相手の金星が、ほぼ同じ星座の同じ度数に位置している」など片方の太陽や月に相手の主要惑星が重なると、これも縁が強い傾向です。ただし、良い縁ばかりとは限りません。関係として微妙なのが、自分の太陽に相手の火星が重なるパターンです。火星は攻撃性を示す惑星であり、この関係は火星を持つ側が無意識に太陽側の人間を傷つけることがあるのです。わざとそうしているわけではなく、自然にそうなることがあります。しかも、火星は性衝動をあらわす惑星でもあり、無性に魅力を感じているのに、相手を攻撃してしまう、という関係になりがちです。

人生の傾向が似ている相手

惑星同士が形成する角度をアスペクトと呼び、パーソナリティに関連する主要惑星のアスペクトは特に重要です。例えば「自分も相手も、太陽と月が90度のアスペクトを持っている」など主要惑星のアスペクトに類似性がある場合、二人の相性は比較的、良好です。育ってきた環境などに共通点があり、理解しやすいのです。そして相性の良さゆえ、大勢の人が集まる場所でも自然と引き寄せられるかもしれません。

社会での活躍にも影響するMCでのつながり

ホロスコープの360度の円は、12のハウス(室)に分けられ、各境界線をカスプと呼びます。その中で1室のカスプASC(アセンダント)と、10室のカスプMC(ミッドヘブン)は特に重要です。自分のASCやMCに、相手の主要惑星が重なる(星座と度数が近い)、また、その逆の場合も、これまた縁が生じやすくなります。ASCが生まれた瞬間からの人生観などを示すとすれば、MCは社会に出てからの到達目標などを示します。MCの位置に主要惑星がからむ相手は、仕事の面でも縁が生じやすくなります。10室のサイン(星座)や相手の惑星の種類などから、その縁をどう活かすか考えるとよいでしょう。


他にも縁が生じるパターンはいろいろとありますが、わかりやすい例を挙げました。「お互いに好きなのに、家族の強い反対により付き合えない」など気持ちは一致していても縁自体が少なくて、恋が成就しないことがあります。でも「縁はみずからつくるもの!」と前向きな行動で幸せを掴む人が多いのも事実。運命の暗示を知ったら、良い影響はより大きく、そうでない影響はなるべく小さく、努力でコントロールすることも大事です。

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