いくつかの夢を取り上げ、その夢の中に隠された意味を探ってきましたが、多い人では毎晩、少ない人でもたまには見る夢。どうせ見るなら悪夢よりも幸せな夢の方がいいですよね?そしてできるなら、自分が望む夢を見たいと思うのが当然だと思います。今回は、自分が見たい夢を見るための方法を取り上げてみます。
そもそも夢というのは現実で起きたこと、それに関して考えたことを脳が整理するために見るものとされています。なので、この「脳」にどう働きかけるかによって、見る夢が変わってくるのです。これから言う5つの方法を実践すれば、今よりもずっと夢見が良くなるでしょう。
1. リラックスする
良い夢を見るために、ストレスは大敵です。特に寝る前に脳がストレスを感じている状態が良くないとされるので、できるだけ脳や体全体をリラックスさせるようにします。お風呂は最低でも寝る1時間以上前に済ませる。テレビや携帯、パソコンの画面は刺激が強いので見ることを控え、寝る少し前にホットミルクなどの落ち着く飲み物を少し飲んでから寝るようにしましょう。
2. 脳をポジティブモードに
これは寝る前に限ったことではありませんが、日頃からできるだけ物事の良い面に注目するようにし、ネガティブな思考を持たないようにしましょう。また、その日にやらなければならないことを次の日に回すなどして、気がかりを残すこともNGです。できるだけすっきりとした状態で眠ることにより、寝ている間の思考がプラスに働くようになります。
3. 食事は就寝の3時間前に
胃の中に食べ物を残して就寝するのは良くありません。消化にエネルギーが取られてしまい、睡眠の質が悪くなってしまいます。睡眠の質が悪くなる、イコール悪夢を見やすくなるということなので、できるだけ消化のいいものを食べ、カフェイン入りの飲み物も避けるようにしてください。
4. 見たい夢を思い描く、枕元に写真を入れる
寝る直前にインプットした記憶は夢に出てきやすいです。その印象が強ければ強いほど夢に出てくる確率は上がります。なので、就寝前には自分が見たいと思っている夢のことを考え、もし関連する写真があるのであればそれも眺めましょう。そしてこれは一種のおまじないなのですが、その写真を枕の下に忍ばせると、写真の夢を見ることができるといいます。“枕の下に入れた”という特別な行動が脳にその夢を見させる働きをするのかもしれません。
5. 光と音を遮って寝る
できれば遮光カーテンなどを使い、外部からの光を遮断して眠りについてください。もちろん部屋の中でも照明を使ったりせず、真っ暗闇の状態で。音もなるべく聞こえないようにしましょう。人は寝ている時でもすべての音や光を拾い、脳を働かせています。光や音の情報が多い場合はどうしてもそちらに意識を取られ、良い夢を見られなくなりますし、見たい夢よりもその時に入ってくる情報が夢に出てきてしまいます。これを逆手に取り、好きなアロマなどを焚き眠りにつくと、その効果で良い夢を見ることができるとされています。
望む夢を見る方法
上記以外に「明晰夢を見る」という方法があります。明晰夢とは自分が自由にコントロールできる夢のことをいい、夢の中で「今自分は夢を見ている」と自覚できる夢のことを指します。明晰夢を体得すれば自分の好きな夢が見放題なのですが、なかなか難しく、誰でも簡単に体得できるわけではありません。しかし、近い将来この明晰夢を見ることのできる装置が発売されるという話もあります。
自分がどのような夢を見たいかを考え、ぜひ自分に合った方法をお試しください。素敵な夢を見られますように!