好きになった相手が、フリーとは限らないのが恋のつらいところ。相手に恋人がいるばかりか、婚約者や配偶者がいたりする場合もあります。それで諦められればいいけれど、本気で好きなら簡単には諦められません。チャンスはないか、隙はないかと相手の様子をうかがっている人もいるでしょう。なんとしても振り向かせて奪い取りたいと闘志を燃やす人もいるでしょう。そんな略奪愛は世の中に少なくありません。でも、略奪愛は無理をして手に入れた恋愛だけに後々まで引きずってしまうことがあります。時には手痛いしっぺ返しを食らうことも。そんな事態に陥らないよう、略奪愛の後始末はしっかりとしておく必要があります。
関係はスッパリと断つ
略奪によって壊れてしまった過去の恋。自分はその恋の当事者ではありませんが、その過去の恋の後始末がきっちりとできていないと自分の恋に再び絡まってくることがあります。厳しいようでも、敗者には引導を渡してきっぱりと関係を断つことが大切です。自分が新しい恋人にこれまで以上の幸せを与えられるという自信を持ち、それをはっきりと示しましょう。できれば、略奪で手に入れた恋人にもそう宣言してもらいます。これで、元カノや元カレの影に必要以上におびえることがなくなり、元カノや元カレも気持ちを入れ替えて次の恋へと進みやすくなるはずです。
略奪の歴史は振り向かない
略奪したことにこだわり続けるのは厳禁です。略奪は褒められた行為ではないかもしれません。誰かを傷つけたかもしれません。でも、いくら反省したからといって、恋人を返せるわけではありません。「あんなことしなくてもよかった」とか「もっと穏やかな方法があったかも」と過去を振り返っていると、いつまでたっても前に進めません。略奪という過去に縛られたままでは幸せにもなれません。略奪したという事実を乗り越えて、手に入れた恋を大切にする将来のことを考えましょう。
後悔は絶対にしない
たとえ心の奥底では「やりすぎた」と思うところがあっても、それを口に出したり態度に出したりはしません。あなたが後悔している様子を見せることは、略奪で手に入れた恋人にあなたの愛情を疑わせることにつながります。好きな人を手に入れたこと、それを後悔して見せてはいけないのです。略奪しようと戦っている間は燃え上がる闘志で同情心などは押しやられていますが、略奪後になるといろいろな思いが浮かび上がってきます。でも、そんな感情にとらわれてしまうと今の恋愛に水を差すことになってしまいます。
略奪されない努力をする
略奪した恋は、また略奪されやすいともいいます。因果応報とでもいうのでしょうか?実は、強引なアプローチに弱いタイプを好きになっている可能性があります。だからこそ、自分の強引なアプローチで略奪できたのですが、今後、また新たな略奪者が強引にアプローチをかけてきた場合に、再略奪されてしまうかもしれないのです。恋人の強引な押しに弱い、流されやすいなどの性格を把握して、略奪されない工夫や努力もしておきましょう。
略奪する側、略奪される側、どちらかに強いわだかまりが残れば、略奪愛の行く末は安定しません。恋は時に戦いでもあります。戦いの手段や結果に後悔や反省でこだわり続けるのは新しい恋のためになりません。自分のためにも、手に入れた恋人のためにも、そして別れた過去の恋人のためにも、略奪愛の後始末は気持ちの上でも態度や行動の上でもきっちりとつけておくべきなのです。