おとぎ話の主人公「シンデレラ」のように、自分にもいつかステキな王子様が現れるはずだと夢見る「シンデレラコンプレックス」。女性の中には多かれ少なかれ、白馬の王子様への憧れがあるのではないでしょうか？ただ、このシンデレラコンプレックスが強くなると、現実の恋愛にも影響を与えることがあります。ぜひ気を付けましょう。
1. 依存心が強すぎて、受け入れてもらえない
シンデレラコンプレックスを持つ女性にとって王子様の存在には、「キレイになれる」「上流階級に入れる」「経済的に裕福になれる」といったプラス要素が自動的に含まれます。これらは、自分の努力や能力ではなく、王子様の存在がもたらしてくれて当然だと考えてしまいます。このように、シンデレラコンプレックスをこじらせると、自分以外の誰かへの依存が強くなりがち。その結果、「自分」を持たない人間になってしまうと、どんなに心が広い恋人でも受け入れにくくなります。物語のシンデレラは、自分の居場所で一生懸命イキイキと暮らしています。王子様はそんなシンデレラに惹かれたのです。シンデレラは決して王子様に依存していなかったことを思い出しましょう。
2. 相手に理想を押しつけて、引かれる
シンデレラコンプレックスが強いと、私の運命の恋人ならこうあるべきだという「理想」を作りだしてしまうことがあります。誰にでも「こうだったらいいな～」という理想はありますが、それはあくまで「いいな～」であって「そうじゃなくちゃダメ！」ではないのです。自分の中で作りだした理想を現実の相手に押しつけて、「ああして」「こうして」と迫ったり、「こんなはずじゃない！」と逆切れしたりすると、そこに恋心があっても引かれてしまいます。理想とは人の空想の中にあるものです。空想上の人物と恋愛できるとしたら、やっぱり空想の中でだけ。現実で恋がしたいなら、理想は頭の中にしまっておきましょう。
3. いつも不満ばかり感じて、満足できない
1の依存や2の理想が高じると、自分をとりまく現実とのギャップを受け入れることができなくて、自分にも恋人にもすべてに対して「不満」を感じるようになります。この不満は、理想が完璧に叶うまで解消することがないので、このままでは永遠に満足できないかもしれません。現実に大きな満足を求めすぎるのは、シンデレラコンプレックスの特徴のひとつです。不満でイライラしてしまうなら、小さな満足を探す努力をしてみましょう。
例えば、その日のデートコース全体に点数をつけるのではなく、一つでも楽しかったことや嬉しかったことを見つけて、それを「楽しかったね」「嬉しかったね」と口に出したりメールにしたりしてみてください。言葉にすることで、小さな満足感が心に広がってくるはずです。
いかがでしょうか？憧れを持つこと自体は問題ありませんが、憧れを現実にしたい、現実にできると思いこんでしまうと、理想と現実のギャップに苦しむことになります。チャンスはあるのに彼氏ができない、恋人はできても結婚ができないといった悩みの裏側には、シンデレラコンプレックスが隠れていることがあります。
物語の登場人物に自分を照らし合わせるのは、「夢想」や「妄想」です。想像の世界で彼氏ができて結婚もできたとしても、現実世界は思い通り動いてくれません。想像と現実をひきはがすこと、それが現実の男性との距離を縮め、恋のチャンスをつかむための早道となるでしょう。
