世の中は、相変わらずの風水ブーム！風水の本を買って、お部屋の模様替えをしたことがある方もいらっしゃるのでは？部屋に吉を呼ぶインテリア風水も良いですが、たまにはアウトドアで開運を目指してみてはいかがでしょうか？私たちが暮らす神の国・日本には、大地の気が立ち上る場所、あるいは天から宇宙のエネルギーが降りてくる場所が数多く存在します。こうした場所で一時を過ごし、心を落ち着かせる経験をするとその土地自体が持っているエネルギーが人間に伝わり、自然と開運に向かうことが多いのです。デートの行き先としてそういう場所を選べば、開運とともに恋の運気も上がってくるでしょう！
そうかと言って……そこまでいくのに時間がかかり、しかも交通も不便では困りますので、あくまで市街地とその近辺に限り、デートにも最適な開運パワースポットといえば、やはり神社などがその代表として挙げられるのではないでしょうか。一般に名前の通った大きな神社というのは、それを建造するに当たって必ずといって良いほど自然パワーの強い場所が選ばれます。たとえば村の古老や有力者、霊感を持つその土地の神職などがお互いに相談し、どこに神様を鎮座すべきかを検討するわけです。その結果、神様の気をもっとも強く感じる場所、昔から神様のいる場所として伝わっている聖地が候補地として選ばれ、そこにお社が建てられるのです。
東京近辺の方が気軽に出かけられる市街地でそうした大きな古社というと、たとえば神田神社（東京都千代田区）、明治神宮（東京都渋谷区・明治天皇をお祀りした神社で創建は新しいですが、土地自体にパワーがあります）、大国魂神社（東京都府中市）、鶴岡八幡宮（神奈川県鎌倉市）、氷川神社（埼玉県さいたま市）などの名がすぐに頭に浮かんできます。もちろん、この他にも有名な神社はたくさんありますが、いずれにしてもこうした場所へ出かけると、大地から立ち上る自然エネルギーと天から降りてくる神様の気を同時にいただくことができるのです。「初詣じゃあるまし、神社でデートなんて辛気くさい……」そんな声も聞こえてきそうですが、実際に行ってみると思ったより古くさい感じもなく、むしろ心が元気づくような気分になれるはずです。この神様と接するときに生じる新鮮な感覚こそが、昔から多くの人が神社に引き寄せられてきた理由なのだといえるでしょう。
神社へ出かけたら、できるだけきちんとした作法に則ってまずはお参りしましょう。入り口の鳥居の前で一礼して境内に入った後は、手水として右手でひしゃくを取り、水盤からくんだ水で左手を浄めます。続いてひしゃくを持ち替え、右手も洗いましょう。正式にはこの後、再びひしゃくを右手に戻して左のてのひらに水を溜めて口をすすぐのですが、外の水を口中に含むことに抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんので、そこまでされるかどうかはご自身で判断してください。そしていざ参拝となるのですが、その時は二拝二拍手一拝（最初に二度お辞儀して、二回かしわ手を打ち、最後に一礼する）が基本です。神社によっては別の拝礼の仕方が正式とされることもありますが、そういう場合はお参りをする本殿の前などに「拝礼の仕方に関する注意書き」などがあるはずですので、その通りにされると良いでしょう。
こうして神様へのご挨拶を終えた後は、境内を散策なさるもよし、休憩のベンチなどあれば座って休むのも自由です。しばらく心を落ち着けて何となく気分がリフレッシュしたように感じたら、それは開運のパワーが体内に漲り始めた証拠です！古いようで新しい開運法！神社へのお参りをぜひおすすめいたします。
