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サビアンシンボルを読み解く!

第1回 牡羊座の特徴とサビアンシンボル

占星術の中でも、新しいサビアン占星術。アメリカの占星家によって作られたもので、12星座それぞれをさらに30に区切り、それぞれにサビアンシンボルという詩文のようなものをあてはめ、意味を持たせたものです。チャネリングによって得られたそのシンボルを知ることは、占星術に楽しさと新しさをもたらしてくれます。まずは、自分の太陽の度数を調べてみましょう。太陽が示すのは、人生の目的。あなたの人生の目的のシンボルは、どのようなものでしょうか?

今回は、牡羊座の特徴とサビアンシンボルについてみていきましょう。

牡羊座ってどんな星座なの?

牡羊座は、この世に自分の存在を定着させるために突き進む星座。牡羊座は、自由に伸び伸びと自分の意志で活動すると、力を発揮する性質を持ちます。時に荒々しく、野性的なところが魅力ですが、一方で少々乱暴、横暴なところもあります。また、人の意見にあまり耳をかさず、思い込みのままに突き進んでしまうところも。そんな牡羊座には、どのようなサビアンシンボルがあるのでしょうか?

自分の太陽のサビアンシンボルの見つけ方

自分のサビアンシンボルを知りたいという場合、まずは自分の出生ホロスコープを出し、太陽の度数を詳細まで調べます。たとえば、あなたの太陽の度数が牡羊座の28.6度であれば、サビアンシンボルは29度になります。つまり、1度足すのです。この場合、「天球の合唱隊が歌っている」のサビアンシンボルが、あなたの人生の目的を表しています。では早速、牡羊座生まれのあなたは、牡羊座の性質を知り、自分の太陽の度数のサビアンシンボルを読み解いてみましょう。

牡羊座の1度は「女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く」

牡羊座のサビアンシンボルは、1度の「女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く」から始まります。これは、自分の存在をこの世に割り込ませて自我を確立する過程の最初の一歩を表します。まだ自我と海との境界が定まっておらず、アザラシのように野性性を残したまま、という状態です。この1度が太陽の度数であり、人生の目的であったら、自分が何も自覚しないまま、方向性が定まらないまま進む不安定な中に人生を見出すということになります。一方で、まだこの世に慣れていない不安定さが、受容的な性質を示すこともあり、とても女性的で寛容な人物像としても表されます。

牡羊座のサビアンシンボルの流れ

この牡羊座のサビアンシンボルは、1~5度で自我が生まれた後、6~10度では抽象的な概念に没頭する度数になっています。とても数学的な感覚でものごとを考える人で、シンボルや抽象的な概念でものを考えるのが得意。時に哲学的な思想も出てきます。そして11~15度では、いよいよ現実世界に目が向いてきます。その中で、他者との関係を構築するのに苦労することも。しかし、その過程において、人と強いつながりを得ることに価値を見出すようになります。そして16~20度では、個人の力を発揮するようになります。牡羊座特有の、原初的な直感をいよいよ社会に持ち込んでいきます。そして21~25度で、強い生命力をもって活躍することに。現に21度は、「リングに上がる拳闘士」という度数です。これは男性的で、ハングリーな精神が最高潮に高まっていることを示します。26~30度は、次なる牡牛座へとシフトしていきます。これは、自分探しの終息を意味し、現実は慣れした考えを地に落として活動するための準備をするということです。結局は、普通に生活する生活者として収まるといった方向へ向かっていきます。牡羊座は直感や活動を表す「火」の性質を持ちますが、次の牡牛座は、現実的な「地」の性質を持ちます。この変化は、実に大きいもの。26~30度の牡羊座は、少々落ち着いた人かもしれません。


牡羊座は、非常に不安定でありながら、同時に野性的なパワーを最も発揮する星座です。それぞれのサビアンシンボルを読み解いて、あなたの人生の目的をもう一度模索してみてはいかがでしょうか?

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