昼間は人に会うこともするべきことも多く、周囲からは音や光といったさまざまな刺激が押し寄せてきます。落ち着いたスピリチュアルな時間を持ち、安定した精神状態を保つのが難しい時間帯です。そんな忙しさの中でも、ちょっとした工夫とその習慣化によって、幸運を引き寄せるスピリチュアルなパワー
立つ・歩く
迷った時、不安定な時、イライラする時など、精神的に安定しない時にはできるだけ、立ち、歩きましょう。授業中や仕事中なら歩き回ることはできないかもしれませんが、休憩時間には、同じ場所同じ体勢で過ごさず、まずは背骨をピンと意識して背筋を伸ばして立ちます。さらには、手足の動きを意識しながら歩きます。不思議なもので、これだけで心が少しずつ落ち着いてきます。考え事がある時も、座ったままより立つ・歩くが、まとまりやすいでしょう。
噂話から離れる
自分が口にしなくても、いろいろな噂話が耳に入ってくるものです。それが相手を褒めるような良い噂話であっても、噂をされた本人がどう受け取るかはわかりません。だから、どんな噂話でも仲間に入らず耳にいれないのがベスト。トイレを理由に席を外すなど、さりげなくその場から離れることで、知らない間に誰かを傷つける可能性から回避できます。相手の気持ちを守れるだけでなく、あなた自身の幸運を守るためにも必要な行動です。
耳を澄まして音を選ぶ
世の中には雑多な音が混ざり合っています。常に音はありますが、何かに集中しているとそれが聞こえなくなったり、どれか一つの音だけを拾うことができたりもしますね。この能力を使って、自分にとって心地の良い音を拾うよう習慣づけましょう。電車の中、隣の席イヤホンから漏れる音、駆け込んできた人の荒い息遣いなど、聞きたくない音を意識して遮断し、かわりにガタンゴトンという電車が刻む音や外から聞こえてくるかすかな風や雨の音などに耳を澄まします。心が落ち着くはずです。ただ、怒られている時や注意を受けている時にあまりに心ここにあらずの状態だとますます怒られてしまうのでご注意ください。
心の目を後ろに
自分が周囲からどう見られているかは、真正面や斜めといった、あなたの視界の中にいる人よりも、後ろにいる人に対して注意を払うと見えてきます。もちろん、後ろに目がついているわけではないので、実際に見ることはできませんが、パソコン操作をする自分の後ろ姿は、後ろの座席の人にどう映っているだろうか、駅の階段を上る時、後ろからくる人はあなたのどこをみているだろうか。これらに注意を向けることで、自然とあなたの心と体の姿勢が正され、幸運を引き寄せやすくなります。ただ、この場合も自意識過剰になりすぎると逆効果なのでご注意を。
挨拶には表情をつけて
「ありがとう」には笑顔を、「ごめんなさい」には真面目さを、「お願いします」には信頼を。言葉だけでは十分に気持ちが伝わらないことがあります。そこに表情をプラスするだけで、相手も気持ちよく受け入れやすくなります。ここに不運を断ち、幸運を引き寄せるスパイラルができあがるわけです。「おはよう」「こんにちは」「さよなら」も機械的ではなく、ちょっぴりのニュアンスを加えることで、さらに気持ちの良い挨拶を返してもらえることでしょう。
昼間はいろいろな雑事・雑念があり、スピリチュアルに気遣うことや、幸運を呼び寄せる行動にこだわる余裕を持てないかもしれません。24時間、スピリチュアルにこだわる必要はありません。そこまでしようとすると、かえって疲れてしまいます。ただ、ちょっとした行動の取り方をスピリチュアルに充実するスタイルに変えるだけ、たとえば、挨拶に表情を加えるだけ、これで幸運はぐんと呼び寄せやすくなります。小さな工夫も一つ一つ日常的な習慣にしていければ、あなたの一日の中にスピリチュアルな習慣がだんだん満ちていきます。そして、幸運を引き寄せる力もまた強くなっていくのです。
