イメトレなんてしても、イメージ通りに事が運ぶわけがない?確かに思った通りにすべてがうまく転がるとは限りませんが、イメトレにはちゃんと意味があるのです。イメトレを、その夢のイメージをそのまま実現させるためのツールだと思うと、後で「実現しなかったじゃん」とがっかりしてしまいますが、イメトレをそのイメージの近づくためのトレーニングだと捉えることで、イメトレの価値は上がり、夢の実現率もアップします。夢を叶えるためのイメトレは1日たったの1分×2回でOK。その1分間に踏むべきステップを見ていきましょう。
目を閉じる
「こうなったらいいな~」「こんな時にはこうして、あんな時にはああして」などと脳内イメージを膨らませている時、あなたは目を閉じていますか? それとも開けていますか? 実は、目を開けたままという人も多いそうです。でも、目を閉じることは大切です。視覚的な刺激を排除することで、集中力が高まり、叶えたい夢の姿がよりクリアに見えてきます。
五感を使う
イメトレの中はすなわち非現実です。そこには色や匂いや感触もない?いいえ、それを作り出すのはあなた自身です。イメトレの中の夢に五感を使って肉付けしていきましょう。どんな色が見えますか?匂いは?感触は?最初から五感全てを夢に投入するのは難しい場合もあるので、一つずつトライしましょう。下絵に少しずつ色付けしていくように、夢のイメージを少しずつ膨らませていきます。
夢の中に自分を配置する
必ずしも夢の中に自分の存在が必要ではない場合もあります。自分の夢の実現場面に、自分はナレーターや傍観者として参加するだけという状況も少なくないのです。それでもあえて、イメトレの段階では自分の姿をそこに投影しましょう。そうすることで、夢がより現実的になってきます。ナレーターなら、語り手として登場させ、傍観者なら、夢の片隅に座らせておくだけでもOK。自分を一人、夢の中に配置してください。
目を開けてイメトレを振り返る
1分間のイメトレでイメージした夢も、そのまま日常活動に戻ってしまえばあっという間に埋没して忘れてしまいかねません。そこで、イメトレの後には必ずそのイメージを咀嚼する時間を少しだけ持ちましょう。ほんの数秒でかまいません。夢の中の色合い、気持ち、セリフなどの一部だけでもいいので、目を開けた現実の中で思い返して、もう一度脳と心に刻み込みます。
夢を表現する
これはおまけ。時間のある時でかまいません。イメトレした夢の内容を簡単な言葉や絵などで表現すると、よりその夢の実現率が上がります。通勤通学のバスや電車の中で手帳にささっと書き込んだり、携帯の中でつぶやいたりと、その方法はあなた次第。この夢表現を行うと、次の日のイメトレがより具体的に進化していきます。
「イメトレが大事」とよく言いますが、実際のところは、「勝てる勝てる」とか「落ちない」「大丈夫」「OKしてもらえる」といった言葉を頭の中で繰り返すばかりのイメトレになっていませんか? それは一種の自己暗示。これも効果があるとはいえ、イメトレとはちょっと別物。夢を叶えるためには、その夢を具体化する必要があります。この5つのステップはあなたのイメトレの具体化、そしてその実現への足掛かりになってくれるでしょう。