占い業界には有名占い師がたくさんいますが、有名な方ほど強烈な特徴、個性があります。名前が売れていない占い師は、やはり有名な方に比べると、残念ながら際立つ個性が足りような気がします。だから、有名占い師の方を見ていると、占い師も学びが多いと言うのも事実かもしれません。いくら占い師本人が「占いには自信がある。誰にも負けない!」と思っても、利用者から「鑑定してほしい」「この人の占い本を読みたい」と思っていただけないと、占い師としての価値はないのです。有名占い師の方の活動に対して、ジェラシーを感じるよりも、日々、勉強する方が良いかと思われます。
人に好かれる占い師、占ってほしいとリクエストされる有名占い師の魅力の根源はなんでしょうか?どうすればそのようになれるのだろう、と思いながら、多くの占い師もそういった方をチェックしていることでしょう。よくよく見れば、それぞれのカラーが見えて来るかと思います。そこで今回は、有名占い師の方の特徴をあげてみましょう。みなさんが占い師に鑑定していただくとき、また、著作を手に取るときの参考にもなりますよ。
細木数子さん
細木先生といえば、六占星術が有名です。先生が独自に編み出した占術で著作は多数。占い師として初めて有名人になった方ではないでしょうか。細木先生の魅力は、占術はもちろんですが、歯に衣着せぬトーク力です。占い師はどんなに細やかな占いができても、それを鑑定に来る方に伝えなければ意味がありません。自分の占術を信じ、きっぱりと言い切る! 先生の自信に満ちた態度、占い方、そしてわかりやすい伝え方は幅広い世代に受け入れられます。だからこそ老若男女に支持され、テレビ界でも成功したのでしょう。
鏡リュウジさん
鏡先生の占術は多義に渡り、オールマイティな占い師という印象です。著作が多いのは西洋占星術、タロットでしょうか。鏡先生は、自分からマメに情報発信をされており、公式HPだけでなく、SNSも上手に利用して、今の自分の情報と占いの情報、両方を発信することで、占い好きの方や、鏡先生のファンのアンテナに止まるように動いていらっしゃるように感じます。鏡先生を見ていると、占い師にはサービス精神も必要だなと感じますね。ルックスは優しそうだし、口調も穏やかなので、キッパリ鑑定は好まない方には最適。カルチャーセンターなどの講師もされているので、鏡先生の占いに触れるチャンスは多くありますよ。
石井ゆかりさん
石井先生は自身が読んだ星を独特の文章で綴る方で、石井ゆかりファンはその文体が好きという方が多いという、これまでにいなかったタイプの占い師です。石井さんの占いは公式HP「筋トレ」やSNSで楽しむこともできますし、著作も多いですね。「12星座シリーズ」は大ヒットして、類似の占い本が多く出版されたほどです。でも従来の占いのように個人を占術のカテゴリにあてはめて、その未来を予測するという占いではありません。それぞれの星座の運行を見極め、その星座の人々の気持ちはどう動くか、周囲とどう関係を築いていくかといったことが比喩を多用して綴られています。石井さんの占いは実に文学的なのです。
直居由美里さん
ユミリーのニックネームで知られる風水建築デザイナーであり、由美里風水塾の塾長でもあります。風水・気学・家相学などを研究し続け、ユミリー風水を確立させて、風水をベースにした家作りを提案するのがユミリー先生の特徴です。ユミリー風水の本は大ヒットし、ここからユミリー先生の名前は知れ渡ったように思います。ユミリー先生の強みは、「家」「インテリア」「風水」という分野に特化していること。だから誰もが「家のことならユミリー先生」と頼るわけです。ユミリー先生を見ていると、占い師として唯一無二の存在になることは重要だと思いますね。
栗原すみ子さん
手相占いをメインに新宿伊勢丹前の隅で鑑定を始め、その的中率から「新宿の母」と呼ばれ、行列ができるほどの人気に。これまで300万人以上の方を鑑定してきた元祖〇〇の母が栗原先生です。栗原先生の占術は手相と九星と姓名判断。体調によって街頭占いはお休みされることも多いようですが、事務所で対面占いをやっているようです。栗原先生の人気は、先生自身が若い頃から多くの苦労をされてきたので、人の心の痛みがわかる占い師であることが大きい。だからこそ、悩みごとを良き方へと導いてくれると信頼があるんですね。栗原先生は50年以上のキャリアがあり、まさに継続は力なり。
みなさん公式サイトがあり、そこから携帯アプリなどで鑑定依頼を受け付けていたり、様々な工夫をされています。遠いから対面占いは難しいとか、対面占いよりも手軽に携帯で占いを見たいという方は、公式サイトから情報を得てください。