カレとの恋に真剣に向き合うほど、二人の距離を縮めたいと思います。でも、人にはそれぞれペースがあるのに、一方的に突っ走っていることも。カレが『なんだか、合わないなー』と感じているかもしれません。相手をウンザリさせる場合も多々ある、愛情の押しつけパターンを挙げてみましょう。
「心を開いて」を押しつけ
自分が気持ちをすべてオープンにするからといって、相手にもそれを求める人がいます。人には言いたくないことだってあるのに、「私は全部、受け止めるから大丈夫!」と自分の姿勢を相手にも強要します。相手が戸惑っているのに気づかず「もっと、心を開いて」「本音で話して」とゴリ押しする姿は、太陽と北風の北風そのもの。いつか自然な流れで、向こうから心を開くことを待てません。
「私はアナタを理解している」の押しつけ
「たとえ、たくさんの人がアナタを嫌っても、私だけはアナタのよさをわかっている、理解している」こんなニュアンスを漂わせて、自分の愛情の大きさを強調する人がいます。しかし、よく考えると、随分な「上から目線」です。自分だって、全知全能の神でもないのに、相手を不完全な人間扱いしています。たとえ、心の中でそのように思っていても、表には出さないほうがいい場合もあります。
「恋愛ムード」の押しつけ
自分の中に理想の恋愛像があって、相手をその型にはめようとします。「彼女とはこのように彼氏を愛するもの」「彼氏とはこのように彼女を愛するもの」「イベントの日はこんな風にラブラブに過ごす」と恋愛フォーマットが完成されていて、自分がその通りに動くのに、相手が違った方向に向かうと、不満を漏らします。彼氏は恋愛を楽しむための道具じゃないのに……です。
「あれこれお世話」の押しつけ
一人暮らしの彼氏の家に通いつめて、連日、炊事洗濯。「助かる」「うれしい」という男性もいますが、反面、「部屋をあまり、いじらないでほしい」という人だっています。適度に散らかっている部屋が落ち着くのに、必要以上に整理整頓されて、困るパターンなども。『彼女が自分のためを思ってやってくれていることだし……』と当初は仕方なく黙認していても、少しずつストレスが積もっていくことがあります。
カレへの純粋な愛情からしたことでも、結果的にそれが「押しつけ」と感じさせる行為であれば、方向性の誤りと言わざるをえません。カレがやさしい人であればあるほど、「本当はイヤだ」と口にできないでしょう。でも、言葉はなくても表情に出ているかもしれません。ときどきしっかり観察しましょう。