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女性誌の星占い&恋愛運

女性誌を男性が読んでも当たらない理由とは?

今やテレビや雑誌の占いコーナーは定番となり、チェックする人も多いのではないでしょうか。占い結果が気軽に知れて、ラッキーアイテムなどが書いてあればそれに従ってみるというのも楽しいですね。なかでも女性誌は盛んに占いを特集するなどして、占いは人気が高い分野であります。男性で占い好きの方も手に取って読むことがあるかもしれません。しかし星占いなどの恋愛運は、男性が読んでみて書いてあることが実際に当たらないということがあるのではないでしょうか。もちろん、女性の行動や生活習慣にそった内容であるのであれば、わけ隔てて考えることができるかもしれません。しかしなかには「△△座のあなたは〇〇な性格で恋愛では■■なタイプの人が向いています」という記述もあります。こうしたものなら男性でも当てはめて考えてしまうかもしれません。だけどなぜか女性誌の占いは、男性が読んでも占い結果にしっくりこない…それは星占いそのものの方法に理由があるのです。女性誌の星占いの恋愛運が男性にとって当てはまらない理由を紐解いていきます。

星占いの占い方法とは

今日の星占い(占星術)は西洋占星術からのルーツがあり、星座をもとに占っていく種類のものです。星占いは、ホロスコープというチャートの作成が前提となります。ホロスコープとは占ってもらう人が生まれたときに10個の惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)がどこに位置していたかを示すもので、この位置関係から占い結果が出されます。それぞれの惑星の位置を示す座標となるのが12星座です。太陽はしし座、月はうお座など惑星それぞれに星座が与えられます。それぞれの惑星の星座からわかる性格や特性などを総合的に判断して、その人の占い結果が導き出されます。しかし雑誌などでの占いでは、この惑星のうち便宜的に太陽の位置のみの星座の占い結果を提示しているものが主流なのです。実際のホロスコープでは、占ってもらう人のバース・チャート(生年月日や生まれた場所などの情報)が必要になります。さらに性別などでも各星座の人の性格やタイプなどが違ってきて、この時点で男女のずれが生じてくるのです。雑誌には対象読者というものが存在し、各雑誌の占い記事では読者の年齢層や性別に近いデータをもとに占っていくものなのです。その対象読者から離れていれば離れているほど占い結果が当たらなくなります。

占い師でも占い結果を変える?

雑誌に連載している人気占い師でも、媒体によって占い結果を変えると言います。占い対象の詳細の情報がわからないので総体的な結果というものが前提なのですが、雑誌によって性別、年齢層を括って占うので違ってくるのは当然と言えるでしょう。こうした要因から、各雑誌によって同じ星座でも占い結果が違ってくるのです。男性が女性誌の占い結果が当たらないというのもうなずけます。同じおひつじ座でも女子は自意識が高く、周囲と摩擦が生じてしまう懸念がある、男子は気持ちの面では前向きでもいざ一歩踏み込むことに躊躇しがちなどの性格診断があります。恋愛運ではこうした要因をもとに、相手との相性診断をすることになり、より詳細な情報があって初めて自分に適した占い結果がわかるというものなのです。男性も占い記事が詳しく載っている女性誌に目が引かれるのはわかる気もしますが、男性にとっては書いてあることをすべてうのみにしないということが必要なようです。星占いは古代からあり、ロジックが重ねられた上で今の形があります。一言では言い表せない複雑さを秘めているものなのです。

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