女性たるもの誰しも周囲への好感度や協調関係を高めたいと思い、気を遣った振る舞いになるのは当然のことでしょう。最近では「女子力」がもてはやされ、職場での気遣いや女性ならではの細やかさを意識している人も多いのでは。なかには職場に好みのタイプの男性がいて、「より一層の女子力に磨きをかけたい」なんて思う人もいるでしょう。好意のある人にいわゆる「脈ありアピール」をするのは問題ありませんが、女性にとっては職場全体からの好感度も意識しがちです。好きな人がいる職場ではその本人にもよく見られたいと、周囲の人へもサービス精神が旺盛になってしまうことがあります。そんなときに注意したいのがその気がないのに相手の人に思わせぶりな言動と取られてしまうことです。他に好きな人がいるのに相手からは「脈あり」と取られてよからぬ噂が流れて職場の人間関係がこじれてしまうことがあります。相手との適度な距離感を保つのも女子力のうちです。ということで女性が仕事中の職場で勘違いされないように気をつけたい言動を挙げてみました。
1.男性との距離が近くなる
何かの作業をする際や資料やパソコンを目にしながらやり取りするときなど、相手の男性との距離が近くなりがちなときがあります。男性側は配慮して自分から距離を詰めることはなかなかできないものです。逆に女性のほうからいわゆる「パーソナルスペース」を詰めてくるとなるとドキッとされるかもしれません。女性のほうが背が低いことが多いので男性の資料やパソコンを見る視界に女性が入り、横顔を間近に見るというシチュエーションになります。相槌を打つタイミングで目が合い、思いのほか顔が近い距離にあることに気付きます。そのときに女性のほうがまじまじと男性の顔を見るようであれば、男性もついつい惹きつけられ意識してしまうかもしれません。あからさまに距離を開けるのは失礼ですが近すぎるのも注意です。
2.女性主導の会話になる
女性はコミュニケーション能力が男性より長けているもので、おしゃべりといったイメージが見受けられます。相手との共感を大事にするところがあり、会話にもそういった部分が多くなるものです。女性のなかには男性とも異性の壁なく話す人がいるでしょう。口下手の男性と仕事終わりで一緒に帰ったりするときなど、会話のネタを切り出したり、掘り下げたり、広げたりすることになります。女性側からしたら自然な振る舞いであっても途切れなく会話が続くことに男性からしたら居心地の良さを覚えるかもしれません。好意のない男性との会話ではほどほどの盛り上がり感を保つことです。
3.仕事上で気を利かせすぎてしまう
職場では女性は男性のサポート役に回ることが多いでしょう。営業社員の補佐的なことで気を利かせた対応がありがたがられたりします。なかにはちょっと抜けている男性がいて、周囲の男性以上にその人のフォローに気が働いてしまうことがあるかもしれません。ついついあれもこれもとサポートしすぎて当の男性に「あの人は僕に気があるのかもしれない」と思わせてしまうことにも。そんな男性には、ときに厳しい一言も添えて独り立ちさせるように仕向けることも必要です。
女性側からしたら普通の振る舞いであるにもかかわらず、男性側の勘違いでややこしいことにもなります。愛嬌を振りまき、明るい印象を与えつつも節度が求められます。好意を寄せる人にはより一層愛嬌のある振る舞いをし、そうでない人にはそれなりの対応で接することを心掛けましょう。