年齢で差別するのはいけないことですが、年齢ごとに似合う発言とふさわしくない発言というのは確かにあります。子ども、ティーン、ハタチ前、ハタチ後、20代半ば、そしてアラサー…。わずか30年ちょっとの人生も、大きく分けるだけで6段階にもなってしまい、それぞれの年齢層にピッタリの言葉もあれば、「それってちょっと…」と眉をひそめられ、周囲が引いてしまうような言葉もあります。そこで、そろそろアラサーという、失敗が心に響きやすい年齢層のあなた、「これは言っちゃだめ!」なNG発言例を5つ押さえておきましょう。
1. 「“もう”アラサー」
20代後半のアラサーは、「まだ20代だし!」と力説することがあります。これも実はかなりの禁句ですが、もっとNGな言葉は「もうアラサーだし」という発言。これ、聞いているほうとしては「フォローしなくちゃまずい?」と思わされてしまいます。肯定すれば「アラサーで悪かったね」と逆切れされそうだし、否定すればしたで「え、そう? そう?」と変な期待を持たれてしまうかも。どちらにしても、相手を困らせること間違いなしの発言なので、大人のアラサーであるからには、「もうアラサー」発言は控えましょう。
2. 「最近の若い子は…」
自分より若い子と比較するのは根本的にNG。発言例では、「最近の若い子は…」からはじまる言葉に注意しましょう。「…」の部分が「しっかりしている」などの良い内容であっても、「だらしない」とか「図々しい」といった悪い内容でも、どちらもNG。どちらも、自分より若い子に対する嫉妬やひがみがひっそりとまたははっきりと透けてみえるものです。
3. 「この年齢になれば」
「もうねぇ、この年齢になるとさ」という言葉は、自分を十分に落ち着いた大人に見せようとする時に発しがちです。でも、アラサーは大人なのが当たり前であって、そう見せかける必要のない年齢です。だからこの発言は、一瞬偉そうに聞こえても、実は言っている本人の大人らしくないちょっと情けない部分をクローズアップしてしまいます。
4. 「どうせもう」
「どうせもう、アラサーじゃ誘ってもらえない」などといった、諦め発言も問題アリ。特に「どうせもう」という言葉には、寂しい諦めだけでなく卑屈さもチラっと見えています。「まだアラサーなのに」というプライドと、相手に「そんなことないよ」「若い、若い」と言ってほしい気持ちが零れ落ちたような発言なので、自分の価値を下げる結果に。
5. 「まぁいいか」
「ま、いっか」という言葉は自分の意に反したことでも諦めて受け入れてしまうセリフに聞こえます。本人のその気がなくても、年下からは「アラサーって、いろいろ諦めなくちゃいけない年齢なんだな」と思われ、同年代からは「投げやりなセリフを吐かないで」と批判されたり、「そうそう」と仲間意識ばかりで盛り上がったり、年上からは「まだアラサーのくせに」と同情や反感を買うかもしれません。
これらの発言の結果、相手から返ってくるかもしれない反応の多くは、あまり歓迎できないものだと思いませんか?嫉妬・ひがみ・同情・反感などなど、避けられるなら避けたいですね。ご紹介した5つのNG発言。ついうっかり口にしていないか、自分の最近の発言を思い出してチェック。もし「あ、マズイ」と思ったら、今後は口を慎んで、素敵なアラサーを目指しましょう。