西洋占星術で恋愛運を占うには、生まれた瞬間のホロスコープの中でも、「金星」を用いてみるのが一般的。でも、もし天王星・海王星・冥王星の3つの天体がかかわっている場合、大きな影響が及ぼされることから、あなたの恋愛運を大きく左右するといわれています。そこで、具体的な金星と天王星・海王星・冥王星それぞれのアスペクトが作る意味をご紹介します。
「恋愛・結婚」運を表す金星
西洋占星術の出生ホロスコープで「恋愛・結婚運」を占う基本は、「金星」の動きをみることです。金星は、恋愛、快楽、物質的な楽しみなどを表すことで知られています。この金星に対して、どのような天体によるアスペクトが、どれくらいタイトになっているかどうかで運命が変わります。たとえば、木星という「拡大」しようとする天体が「合(ごう)・コンジャクション」つまり、0度、ほぼ重なっている位置にある場合、金星の快楽的なところが拡大され、公的、社交的な場で豪奢になるといわれています。例えば、結婚式をかなり派手に行うようなイメージです。また、趣味にもお金をたっぷりかけて贅沢を満喫するといったことも、この金星と木製の合には見られるといわれています。しかし、通常、西洋占星術で扱われる天体には、天王星・海王星・冥王星という大きな影響をもたらす天体の存在も見逃せません。
天王星・海王星・冥王星のアスペクトが運命を決めていた!
天王星・海王星・冥王星には、他の天体よりも強い影響を及ぼすといわれています。特に合、そして、オポジションという180度のアスペクトを形成する場合に、無視できない影響があるといわれています。金星にこれらの天体がアスペクトしている場合、次のような恋愛運への影響が考えられます。
金星×天王星のアスペクトがもたらす影響
天王星は良くも悪くも「独立・変化・個性」を示すといわれています。もし金星と何らかのアスペクトを形成していると、自分の美意識にはオリジナリティがあるため、たぐいまれなセンスのある人を好きになる傾向があります。自分の才能そのものが特異であることもあるため、なかなかいい人が見つからないということも。オポジションの場合、相手の言いなりになるのを嫌うといった面がでてくるようです。また「独立」の意味から、遠距離恋愛になりやすいということもあるようです。
金星×海王星のアスペクトがもたらす影響
海王星には「ロマン・ファンタジー」を表す側面があることから、金星とアスペクトしている場合、やはり恋愛にファンタジー的な要素を求める傾向があるといわれています。その衝動は、恋愛だけにとどまらず、繊細な感性を持つ芸術にも表されるでしょう。現実的な恋愛においては、同情と恋愛感情が混ざってしまうこともあるようです。どうしても自分が不利な立場に置かれやすく、それに気づきにくいところがあります。
金星×冥王星のアスペクトがもたらす影響
冥王星は、とても強い影響をもたらすといわれています。よって、金星にアスペクトすると、恋愛への気持ちの強さが非常に深くなる傾向があります。さらっとした付き合いより、とことん付き合う、もしくは、献身的・支配的に働くといわれています。このアスペクトの場合、恋愛にどっぷり浸かって抜け出せないといった状況になりやすいでしょう。嫉妬やトラブルなどが多くなることもあるでしょう。
金星との3天体のアスペクトの影響への対応
ここまで見てくると、3天体の影響は非常に強いことが分かります。才能や個性として発揮される分には問題ないかもしれませんが、深刻になりやすく、なかなか自分ではコントロールできない側面もあります。こうした場合、どこかで妥協することも必要だといわれます。自分の個性を理解して、一般的な平穏な日常よりも、最も自分が幸せになる方法を模索しましょう。