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ホロスコープ、ハウスのお話

人生の楽しみ、心のよりどころ~5室と11室の違い~

12のハウス(室)それぞれがテーマを持つ

天体の配置図「ホロスコープ」を用いて、性格や人生を占う西洋占星術。生年月日だけでもかなりの情報が得られますが、出生時間と出生地がわかっているとさらに精密な占断ができます。12星座をあらわす円を、時間と場所から割り出す境界線で区切り、1~12のハウス(室)を設定します。各ハウスには意味があり、1室と7室、2室と8室など、向かい合っているハウスは、反対の意味を持ちつつ、共通のテーマを持っていると考えられます。5室とその向かいの11室について説明します。

個人と社会、どちらが重要か

5室と11室の共通の要素として捉えられるのが、対人関係に対する姿勢や趣味への取り組み方などです。2室や8室が金銭面、3室や9室がアカデミックな事柄にまつわるハウスだとすれば、5室と11室はその人が喜びを感じるポイントというイメージです。共通のテーマを持ちながらも、関心の方向性は逆で、個人的な生活を示す北半球に位置する5室は、人との交流でも恋愛関係や子どもを持つことに意識が向きがち、逆に南半球に位置する11室は社会生活が重要で、社会を通じたつながりや、広い友人付き合いへと意識が向きがちです。

惑星が多いと、人との交流が活発になる傾向

5室は個人的な人付き合いや娯楽をあらわすハウス。よって5室に惑星が多いと、いわゆる恋愛体質になることがあります。しかし、必ずしもいい恋愛ばかりではなく、惑星の種類によっては悲恋ばかりということもあります。また、惑星が多く潜在的には恋愛体質なのに、実際はそれほどでもないという場合、好きな趣味に熱中して、それはそれでプライベートが充実しているというパターンだったりします。また、子どもがほしいと思う人も多いでしょう。子育ては人生における楽しみでもあるからです。対する11室は広い社会を視野に入れて活動するハウスです。気の合う友人と交流を深めるのはもちろん、社会活動やサークルなどグループを介した交流関係も大事だと考えます。11室に惑星が多いと、多彩な友人関係を育む傾向です。ただし、惑星の状態によっては、友人から迷惑をかけられたりもします。

リーディングではサインと惑星の種類、数を確認

ホロスコープをリーディングするときは、これらのハウスのサイン(星座)と入室惑星をチェックしましょう。まず、サインを見ると、各ハウスの事象がどのようなムードをまとうかを判断しやすくなります。恋愛を司る5室が例えば魚座であれば、ロマンティックな恋愛スタイルに、双子座であればライトな感覚になりがちです。また惑星の数は、その分野に対する関心の高さを示します。例えば11室に惑星が多いと社会活動やサークル活動などに関心が高いでしょう。惑星の一つが金星であれば、それらの場で恋愛相手と出会う可能性もあります。各ハウスの状態を見ると同時に、5室と11室を比較してみましょう。もし、自分の恋人が11室に惑星が集中し、5室が寂しいタイプだと、恋人は後回しで友人や仲間との付き合いを優先させるかもしれませんが、落胆しないことです。また、自分が5室の比重が少なめで、恋人が5室重視タイプだと、相手の遊び好きな面が気になるかもしれません。これも趣味にハマっている程度なら気にしないでおきましょう。5室と11室に限らず、惑星の偏りを見ることで、相手への理解が深まります。

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