いにしえの時代から、人と共存してきた動物が、現在や未来へのメッセージを告げる使者の役割を果たすことがあります。例えば、可愛らしいウサギ。愛玩動物としておなじみですが、占いの中にウサギが登場したとき、それはどのような意味を持つのでしょうか。
夢の中にウサギが出てきたとき
愛らしいウサギの夢を見たら、起きた後もなんとなくゴキゲンだったりします。夢の世界にあらわれるウサギは、幸運や愛情を意味する生き物です。白いウサギなど、明るい色のウサギが出てきたり、ウサギが元気な様子だったりすると、幸運が舞い込む兆しです。しかし、ウサギが出てきても、元気がなかったり、逃げられたりすると、それはマイナスの兆し。また、色が黒いウサギもアンラッキーな要素を秘めています。ウサギは寂しさを意味することもあるので、夢に出てきたら、普段、自分では気づいていない孤独感などを疑ってみると良いかもしれません。
占星術に登場するウサギ
占星術の世界にもウサギは登場します。ホロスコープの円、360度の各度数の意味をチャネリングによって解き明かしたのがサビアン占星術。例えば、蠍座23度のシンボルは「自然霊と化したウサギ」です。ウサギは多産な動物であり、人の性衝動に結びつきます。強い衝動をどういう形で活かすかが、この度数を持つ人のテーマになります。金星がこの位置にあれば、激しい愛をきわめたあと、それを創作の世界に活かすかもしれません。火星であれば、恋人となる男性にセクシーな要素を求めそうです。他には蟹座の8度「ウサギが服を着て行進する」もウサギがシンボルになっているサビアン度数です。
チャーム(お守り)になったウサギ
ウサギの足をモチーフにしたキーホルダー型のアクセサリーがあります。ふわふわして可愛らしく、全然、グロテスクな雰囲気はありません。ウサギは生命力を感じさせる生き物。穴を掘って安全な場所を作り、暮らします。このことから、身を守るお守りのように考えられているのです。旅に出かけるときなど、旅行バッグにぶら下げておくと良いかもしれません。
その他、ウサギをシンボルにした神社なども有名です。狛犬のようにウサギの像が置かれていて、撫でるとご利益が期待できることも。ペットとしても人気のなじみ深い動物なのに、どこか神聖です。実は偉大な生き物なのだと思えてきますね。