単純でわかりやすいのが12星座占いですが、各星座をじっくり掘り下げると、意外な性格や感情が隠れているのがわかります。あまり目立たないけど、堅実でしっかりした性格が信頼される「山羊座女性」についての考察です。
若いときから老成した雰囲気
山羊座の性格を説明するときに、よく使われる言葉といえば、真面目、地味、責任感が強い、控えめ、野心家などでしょうか。しっかりしていそうな反面、あまり華やかな印象はありません。山羊座の支配星である土星は、年齢域でいえば、50代から70代を司る天体です。そのせいか、山羊座の女性は若い頃からどこか老成した雰囲気です。古風で清楚ともいえますが、どうも時代に乗り切れていないイメージです。しかし、山羊座は大きく飛躍する可能性を秘めた星座です。
地味だけれど、面白味が欠けているわけではない
真面目で現実的と聞くと、面白味が少ない人物のように思えます。いわゆる公務員タイプに見られがち。しかし、山羊座は意外と創造的な分野などで大きな仕事を成し遂げる可能性があります。忍耐強く仕事熱心ですが、ただ安定した状態で小さな枠に納まっているのではなく、心の底に野心を抱いています。わかりやすい例でいえば、自分が創業者となって会社を興したり、勤め人の場合なら出世街道を走ろうとしたりします。その頑張りが、創造的な分野に向かったとき、他の人がつくらないような作品を粘り強く完成させることができます。古典的な要素を現代にミックスして、新しいものを生み出すなど得意かもしれません。前向きな意欲が備わっています。
コンプレックスとの付き合い方がカギ
忍耐を土台に大きく飛躍できる可能性を秘めた山羊座の女性ですが、そこに至るまでには苦しい思いをするかもしれません。土星は試練の星であり、障害などの意味を持ちます。そのせいか、目に見える現実的なトラブルがないときでも、山羊座の女性は心の底にコンプレックスを抱えていることがあります。コンプレックスの中身は、容姿に対する自信のなさや、性格面の不器用さなどでしょうか。人にそれを悟られまいと、無理に明るく振舞うこともあります。しかし、それは不要なこと。そばにいる人が、不自然だと感じます。
生まれたままの自分と向き合う
山羊座の女性が心がけたいのは、焦らないことです。他の人たちがたくさんの恋を楽しみ、好きな仕事に就いて輝いていても、「自分は自分」と割り切りましょう。地味で注目を浴びづらい本来の姿のままでいいのです。若い頃は目標達成に向けた足固めの時期です。華やかさより、着実さを大事にしましょう。努力を積み重ねた結果、大器晩成型で、気がつくと周囲がうらやむ地位に登りつめていそうです。そうではなくても、自分なりに十分満足のいく人生を送っています。若い頃に抱いたコンプレックスも解消されています。
