「あざとい」。会話の中で出てくれば、なんとなくその意味は伝わってきますが、実際のところどんな意味を持つ言葉なのでしょうか?「あざとい」は「あくどい」「抜け目がない」「貪欲」「浅はか」などの意味を持つ言葉です。少なくとも、いい意味ではなさそうですね。最近の会話で使われる「あざとい」はそこまでキツい意味ではなく、もう少しオブラートにくるんだ雰囲気で使われてはいますが、女子力を大いに発揮して恋に向き合っている女子に対して、「あの子ってあざといな」と言えば、それは、ちょっと意地悪目線で、「女子力、使いすぎ」という意味。女子力も使いすぎたり使い方を間違えると「あざとく」なってしまうのです。そこで、女子たちに注意を促したい、男性が「この子、あざといなぁ」と思ってしまう言動例を3つにまとめました。
1. 他の女子の欠点を話題にする
悪口、陰口はどんな時でも誰にとっても、聞いていていい気持ちがしないもの。たとえば、「ちょっと困っちゃって」とか「そこが彼女のいいところでもあるけれど」などと「これは悪口じゃない」と前置きしていても、自分以外の女子の欠点を話題にするのは、まさに「あざとい」行動です。女子力を発揮するなら、「自分はこんな風に頑張っている」と自分を上向きに表現すべき。自分の周りを下げて自分を持ち上げる行為はどんなに言葉を弄しても、男性には「あざとく」映ってしまいます。
2. 男性を好みで区別・差別する
職場の仲間を自分の好みかどうかで、声のトーンや呼び方、仕事の手伝い方などで区別したり、飲み会の席で、気になった男性に対しては親切に食べ物を取り分けてあげても、それ以外の男性には背を向けてしまう、そんな差別行動もまた、見る人が見れば「あざとい」ものに映ります。自分の彼氏や狙っている相手をたった一人に絞り込んで、真剣にアタックしているなら別ですが、自分の周りの男性を頭の中でランキング付けして、それを言動で表現してしまうのは問題外です。
3. 自分はモテるとニオわせる
相手になんとか告白してもらいたい、今日こそはオトしたい、そんな日には、彼に嫉妬させようと「実は○○さんにも誘われていて……」とか、「××さんがしつこくて」などと、自分のモテ話をネタにすることがあります。コレ、女子は正しい女子力の使い方だと思いがちですが、ほとんどの男性は「わざとらしい」「ジェラシー狙いか」と気づいています。ただこれも、女子本人の本気度次第では吉・凶が別れます。本当にその男性のことが好きで好きでたまらない一生懸命な様子だと、「あざとい」ではなく「必死のアプローチ」として好意的に取られることもあるのです。でもこれが、あくまでその場に居合わせた中で気に入った男性をオトしたいからというゲーム感覚だと「あざとい」以外の何物でもありません。
同じような行動でも、その対象となる男性への「恋心」の重さによって、「カワイイ」女だと思ってもらえるか、「あざとい」女だと思われてしまうかが別れることがあります。「あざとさ」から無縁でいるためには、強力な女子力ほど使う相手は本命に絞り込むこと、他の女子を比較対象に使わず、自分磨きをテーマとする女子力を使うことが大切です。