人にはある程度、体臭があります。加齢と共に臭いが増すことで、加齢臭と呼ばれることがありますよね。もちろん、嫌な臭いは誰にでも嫌われてしまいますが、それは男女間においてはとても重要な要素なのです。友達がちょっと臭くても許せるところがありますが、男女の間で、「クサい」ことがあれば、それはもう関係の崩壊を示すくらいの一大事!でも、意外と自分の体臭って気づいていないものなのです。そこで、体臭・香りについて見ていきましょう!
女性は相手の体臭をかぎ分けている!?
一般的に、女性は男性よりもにおいに敏感で、悪臭はもちろん、ちょっと気に入らないにおいを感じると避けたい気持ちになってきます。この理由は、どうやら本能にも関係しているようです。女性は、本能的に子孫を残すために男性を選ぶといわれています。子孫繁栄のためには、強い子を残したくなります。女性は、自分とはできるだけ遠い遺伝子を持った人と結婚することで、強い子どもを産むことができると本能的に知っているのだとか。こうした遺伝子は、においでもかぎわけられるといわれており、女性は自然と「自分とはできるだけ遠い遺伝子」を好む傾向があるのだといいます。人の体臭で、「なんだかこのにおい、いいかも」と感じたのであれば、遺伝子が遠く、異なるものである可能性が高いです。それが結婚相手であれば、きっと生命力の強い子どもを産むことができるでしょう。
クサい頭皮はまずNG!その理由って?
ただし、女性が相手のにおいが本能的にお気に入りでも、加齢とともに増す加齢臭や頭皮の臭いは、クサいものはクサいのです。ある美容師に対して行った調査によれば、40代男性の頭皮が油臭くてたまらないという人が最も多くいました。この臭い、男性の「ミドル脂臭」と呼ばれる30代後半~40代にピークを迎える臭いが原因のようです。でも、40代に最も臭うのは男性だけでなく女性も。その理由は、シャンプーをきちんとしていないというところが大きいようです。
夫の臭いは加齢臭?耐えられない妻が続出!
まだ恋愛中ならまだしも、夫婦となれば毎日一緒に暮らすため、相手のにおいは毎日かぐことになります。やはり妻が夫の臭いが気になり始めるのは夫が30代後半になってから。あまりに臭うので、別々の寝室で寝る夫婦もいるのだとか。特に気になるのが枕や枕カバー、寝具やパジャマ、肌着などだそう。洗濯するのは妻の役目であることがほとんどなので、やっぱり気になるんでしょうね。でも、これがあまりに続いたり、夫が臭いに対して無頓着な態度をとったりすれば、それは当然、離婚につながってしまうでしょう。もちろん、臭いだけが離婚の原因になることは少ないものの、もし浮気などが発覚した場合の離婚理由の一つになりそうです。そんな夫の臭いに対して、「ちょっとクサいからケアしなさいよ」と妻が口を出すことは、実は愛情の裏返しという説も!臭いケアはお互い夫婦円満のコツなのかもしれませんね。
女性も臭いには注意!
これまで男性側のにおいについてばかり触れてきましたが、実は女性のにおいも注意しなければなりません。女性にも臭う時期はあるんです。それは、生理が終わる閉経後に、男性ホルモンの働きによるものだとか。女性ホルモンの分泌が減ると、男性と同じように体臭が出ることも!これって盲点ではありませんか?女性のみなさん、ぜひ今から加齢臭ケアの準備はしておきたいものですね。
においは、人間関係、そして男女関係に密接にかかわっています。意外と盲点になりがちな自分の臭い、ぜひひどくならないうちに、自分から対策をとっておくべきですよ!