以前の記事では、シンデレラコンプレックスが恋愛に対してどのような影響を与えてしまうのかを紹介しました。そこで今回は、どういった女性のタイプがシンデレラコンプレックスにハマるのかを、タイプ別にアプローチして紹介します。
「いつか王子様が現れて私をさらっていってくれるはず」と夢見るおとぎ話の中のシンデレラ。時代が変わって現代の実社会でも、女子たちはそんなシンデレラストーリーに憧れをもちます。それどころか、憧れだけでなく「シンデレラになれる」と信じ込んでしまうこともあります。これが「シンデレラコンプレックス」です。「王子様」が現れて自分を「お姫様」のように扱ってくれるのをひたすら待ち続けてしまう女性は、どんなタイプに多いのでしょうか?
しっかり者タイプ
マジメで優等生なタイプにシンデレラコンプレックスが多く混じっています。周囲からはしっかり者と思われていますが、実のところはそのプレッシャーでいっぱいいっぱい。マジメなだけに周囲の期待に応えようと一生懸命ですが、誰かに助けてほしい、自分を分かってほしいという欲求は誰よりも強いのです。
トラウマタイプ
過去の人間関係でトラぶった経験を持つタイプも現実逃避の傾向が強く、非現実的なシンデレラに自分を投影してしまいがちです。特に恋愛で大失敗をした経験を持っていると、現実の恋愛に対する恐怖感が強く、ますますおとぎの世界の中のハッピーエンドに憧れるようになります。
苦労性タイプ
長女でいつも下の兄弟姉妹の面倒を見てきた、両親が共働きで家事の大部分を任されている、職場で上司や同僚にうまく使われてしまう、そんな風に人より多くの仕事を知らぬ間に背負ってしまう苦労性タイプは、自分から動き出してチャンスをつかもうとする勇気が不足しています。ひたすら、そこから自分を救い出してくれる「王子様」の登場を待っているのです。
腐女子タイプ
いわゆる「オタク」にまで到達していなくても、男・女の組み合わせ問わず恋愛ものの「物語」を好む腐女子の部分を持つタイプも、現実よりも物語の中の主人公に憧れを持ちます。その主人公に自分を重ねあわせて、自分のドラマもいつか必ず、きっともうすぐ始まるはずだと信じていつまでも待ち続けます。
シンデレラのようなハッピーエンドを迎えることは、女性みんなの「夢」です。ただ、その夢と現実が必ずしも一致しないこともまたほとんどの女性は理解しているはずです。ところが、シンデレラコンプレックスにハマると、夢と現実とを区別できなくなってしまい、夢の世界の「シンデレラ」に自分もなれると思い込んでしまいます。彼女たちは、「夢」と「夢の中の王子様」に依存して、現実から目を背けます。でも、思い出しましょう。シンデレラは決して待っているだけではありませんでした。自分からも積極的に動きださなければ「夢」は実現しないことに気づけないと、シンデレラコンプレックスにハマりやすくなってしまいます。