「ドキドキ」とは、心臓の鼓動が激しくなるときの音や、心の状態を表すときに用いられる表現です。走ったり跳び跳ねたりといった運動で起こる「ドキドキ」、恐怖から発生する「ドキドキ」、興奮からわきあがる「ドキドキ」など、いろんな「ドキドキ」がありますが、「ドキドキ」が起こったとき、その理由は本人が勝手に「恐怖のせいだ」などと判断しているだけで、実際のところ区別はありません。この「ドキドキ」の特徴を利用したのが「吊り橋効果」です。吊り橋を渡る時の怖さの「ドキドキ」を恋におちるときの「ドキドキ」と勘違いさせてしまうという現象。ちょっと高度な恋のテクニックのようですね。でも、吊り橋効果は実際に吊り橋を使った実験でも効果が証明されています。そこで、恋愛にいかせる身近な「吊り橋効果」作戦の例を5つご紹介します。
1. お化け屋敷
怖がりな彼によく効きます。怖がりでない彼にもそれなりに効きます。お化け屋敷では、その仕掛けそのものの怖さのドキドキもあれば、突然の音や動きといったビックリのドキドキも起こります。この、彼も感じるだろう「怖さ」や「ビックリ」に対するドキドキの瞬間に、彼にギュっと抱き着いて、ドキドキとあなた自身を彼の中でリンクさせましょう。このとき、彼がよりあなたを意識できるように、できるだけ顔を近づける、胸を押しつけるなど行動をプラスすると効果がアップします。
2. ジェットコースター作戦
ジェットコースターもドキドキする乗り物です。落ちそうな怖さ、スピードへの興奮など、どちらも心臓の鼓動を早めてドキドキさせてくれます。ジェットコースターには必ず、一番ドキドキするポイントがあるはずです。落差が一番大きな場所や反転・回転する場所などを調べておいて、「ねぇねぇ、あそこでお互いの名前叫べるか賭けしない?」と持ちかけてみましょう。彼を上手に乗せることができれば、一番のドキドキポイントで彼があなたの名前を叫ぶという、吊り橋効果を作り出すことができます。
3. コンサートやライブ
熱狂的に盛り上がるコンサートやライブもまた、興奮のドキドキや大きなビートに反応するドキドキのポイントがたくさんあります。興奮状態に陥っているときなら、女子も普段より大胆な行動を取りやすくなります。そこで、最高に盛り上がったときに、興奮のドキドキにプラスして彼と恋愛のドキドキも一緒に体験してしまいましょう。まずは曲に合わせてハイタッチ、そのままハグ、顔が近づいたところでキスという三段階で彼に近づき、ドキドキの効果を2倍にも3倍にもします。
4. R18映画
18歳以上であれば、ちょっとアダルトな映画を一緒に見ることで、一種の吊り橋効果を作りだせます。R18映画には大人のカップルのラブシーンが登場することが多く、誰だってドキドキしてしまいます。ドキドキのシーンで彼の手を握ったり腕をつかんだり、目を伏せるようにして彼の肩に顔をうずめたりといった接近行動で、彼のドキドキをさらに高めて気持ちを盛り上げます。問題は、その映画を見たいと言い出せるかどうかですが、「友だちに勧められたの」と言っておき、見た後で「びっくりしちゃった」とコメントすれば大丈夫。彼も自分も、映画のラブシーンと自分たちのスキンシップとで、ドキドキの相乗効果を狙えます。
5. ドッキリを仕掛ける
待ち合わせでこっそり後ろから近付いて「ワッ」と驚かすだけでもドキドキは起こります。人ごみではぐれてしまってもドキドキ。入ったことのない高級ブランド店に足を踏み入れるのもドキドキです。そんなドキドキをデート中にいくつもちりばめてみましょう。そして肝心なのは、そんなドキドキの瞬間には必ず彼と目を合わせるようにすること。「ワッ」と声をかけたらすぐに彼の顔を覗きこんで目を合わせ、人ごみではぐれた後にやっと会えたならウルウルの目で彼を見つめましょう。高級店に足を踏み入れる時は、二人で「せいの」といたずらっぽい顔を見合わせながら。こんな小さなドキドキでもその瞬間に目に映るあなたの顔とセットすることで、ドキドキを恋愛へと結びつけることができます。
いかがでしょうか?意味の違うドキドキも小さなドキドキも、あなたと結びつけることで彼に「ドキドキ=この子」とインプットしてしまえばこっちのもの。吊り橋を渡っている途中のドキドキした状態で、すれ違って目があった異性にトキメキを感じるという吊り橋効果は、吊り橋以外の場所でいろんな形で応用が可能です。ご紹介した5つ以外でも、「こんなドキドキで試してみよう!」と思いついたなら、必ずあなたの顔や目であなた自身をその瞬間に印象づけることさえ忘れなければ、彼とのドキドキはどんなものでも恋愛をさらに盛り上げる最高のスパイスになってくれるはずです。