四柱推命を使った占いで、あなたの隠された資質を探るシリーズも第5回となりました。今回は、基本となる十干のうちの「戊」の人について紹介しましょう。
戊の人は「安定のホルモン」が活発
干支の干が「戊」の人は、「安定のホルモン」が活発です。まずはその安定のホルモンについて説明しましょう。私達が活動するためには、まず心身が健康でないと、思うような活動ができません。例えば、風邪で熱があると外出も面倒だし、ゲームをする気にもならないでしょう。重大な心配事がある時も同じですね。私達は色々なストレスに囲まれていますが、つつがなく活動できるのは「安定のホルモン」が働いてストレスから心身を守ってくれるからです。仕事で失敗すると凹みますが、ひと晩寝るとまた平常の毎日に戻れます。これが安定のホルモンの働きです。ですから安定のホルモンの働きが悪くなると、イヤな事を引きずって情緒不安定になったり、うつ病になったりしてしまいます。安定のホルモンは平常の心身状態を作り出し、活動を支えるベースとなる大切な役割なのです。安定のホルモンは、情緒安定、食欲・生殖・意欲・消化吸収など体調や意欲など様々なことに関ります。
戊の人の資質・特徴
では、「安定のホルモン」が活発な場合は、どのような資質・特徴があるのでしょう?個人によって現れ方の強弱はありますが、戊の人は必ず以下のような資質を持っています。資質は種のようなもので、良い方向に花開くかどうかは環境や本人次第です。隠された資質を知って、良い方向に発揮することが、あなたも周囲の人もハッピーになる近道です。では、戊の資質を紹介しましょう。
第一の資質として、精神的タフさが挙げられます。安定のホルモンは上記のようにストレスから心身を守ってくれるので、戊の人はストレス耐性の高い人が多いのです。落ち着いた感じの人が多いのもそのためです。それだけ安定して活動ができます。だから目標や信念を持つと、粘り強く努力し持続力があります。普通は心配事があったり緊張したりすると食欲が落ちるものですが、「腹が減っては戦はできぬ」とでも言う様に、戊の人は食欲が落ちることは少ないようです。それだけタフだという事ですね。また細かいことを気にしないので、物事に動じず人間関係でもおおらかです。これが過ぎると、大雑把で面倒臭がりという面が出てしまいます。
第二の資質として、現実的なバランス感覚が挙げられます。夢を追いかけて現実を軽視するようなことはなく、地に足をつけて考えます。人間関係においても調和をとりながら、きちんと自己主張はします。浮ついたことはせず信義を大事にしてじっくり取り組みます。言い難いことでも言うべきことは言うので、調整役や交渉役に向いています。
第三の資質として、家族や身内を大事にします。他人を軽々しく信用しませんが、信用した人に対しては面倒見がよく大事にします。戊の人の面倒見の良さは、細々お世話するというより色々な面で支えになったり守ったりというイメージです。真面目で義理堅い人情家です。
戊の人の資質・特徴まとめ
- 精神的にタフ
- 情緒が安定している
- 落ち着きがある
- バランス感覚がある
- 粘り強い
- 真面目で義理堅い
- 現実主義
- 面倒見が良い
- 細かいことを気にしない
- おおらかな人柄
戊の女性の恋愛は?
戊の女性は、物怖じせず人当たりが穏やかです。細々したことを言わず包容力を感じさせるので、男性も一緒に居ると安心感があるでしょう。あまり感情をあらわにしないので、男性は本音をつかみにくいかもしれません。でも心の中では、好き嫌いはかなりはっきりしています。駆け引きできるようなタイプではないですね。好き!と思う人には真直ぐ向かって行きますが、自分や相手の微妙な気持ちに鈍感だったりします。世の中で言われているような「恋の手練手管」的なことは、戊の女性には通用しにくいでしょう。一気に情熱を燃やすこともあれば、全く煮え切らないこともありそうです。その過程が、相手にとても判りにくいのです。戊の女性は温和なので一見「浅く広く」のように見えますが、人柄重視とバランス感覚でシビアな選択眼が働いているでしょう。
戊の女性は食べることをとても大切にし、心身共に本能的なタフさがあります。何事にも落ち着いて対応できるのは素晴らしい資質です。そのタフさをぜひ、活動に生かして周囲の人を支えてください。