皆さんは自分の生活に「アロマ」を取り入れていますか。
「プレゼントでアロマキャンドルをもらったけど、ぜんぜん使っていない」
興味はあるけど、使い方がイマイチわからない」……そんな方もいらっしゃるかもしれません。
アロマにはたくさんの種類があって、その効果も様々です。
そこで今回は、手軽なアロマヒーリングとそれを使った瞑想法ご紹介します。
瞑想ってどんな状態？私たちにもできるの？
瞑想とは、脳が深くリラックスした状態です。瞑想をすると、毎日のストレスや蓄積されたストレスが解消し、身体も気持ちも軽くなります。毎日瞑想することで、消耗したエネルギーも充電され、いつも新鮮な気持ちで過ごせるようになります。瞑想のもたらす効果はすばらしいのですが、何もないところでいきなり「はい、瞑想してください」と言われても、それは無理な話です。
そんな時に、私たちを瞑想状態へ入る助けをしてくれるのが「香り」なのです。香りが脳波に影響を与えることは、科学的にも実証されています。
瞑想に最適な香り「サンダルウッド」
サンダルウッドとは、白檀のことです。白檀の香りのお線香などもありますね。サンダルウッドは、昔からインドの宗教儀式で瞑想するときに使われてきました。
この香りには鎮静効果があり、神経の緊張をほぐして不安感を和らげてくれます。つまり、心を深くリラックスさせる効果があるのです。
実際に瞑想してみましょう
- オイルウォーマー、またはキャンドルを用いて室内にサンダルウッドの香りを漂わせます。
- 上体を起こして、肩の力を抜き、身体を楽にします。鼻から香りを深く吸い込み、心を落ち着かせます。この時、呼吸は腹式呼吸（鼻から息を吸い込み、ゆっくり口からはく呼吸法）を心がけてください。呼吸の数を数えたり、意識的に筋肉をリラックスさせたりすると効果的です。
- しばらくすると、気持ちがゆったりと落ち着き、リラックス状態に入ります。瞑想を終えた後は、身も心もほぐされて、軽くなっているはずです。
オイルウォーマーとキャンドルの使い方
オイルウォーマーは平らな場所において、上部の皿にお湯を入れ、そこへサンダルウッドの精油を数滴垂らし、セットしたろうそくに火をつけます。キャンドルは、まず、香りのないロウソクに火をつけ、ロウが溶けてきたら一度火を消して、たまっている溶けたロウの中にサンダルウッドの精油を数滴落とし、再び火をつけます。
自分の好きな香りで瞑想する
瞑想に適した香りとして、サンダルウッドをご紹介しましたが、このアロマに限らず、ご自分のお気に入りの香りがあれば、その香りで瞑想するのも良いでしょう。自分が一番リラックスできる香りを使うことが大切です。ヒーリング効果の高いアロマをいくつかご紹介しますので、どうやってお気に入りを選んだらよいかわからない、という方は参考になさってください。
イランイラン
仕事や勉強での疲れやストレスを癒し、リラックスしたいときに最適のアロマです。エキゾチックで濃厚な甘い香りなので、高濃度で長時間使うと、気分が悪くなる人もいます。その点だけ気をつけてください。
クラリセージ
甘いナッツのような香ばしい香りです。神経が緊張しているとき、気が張ってどうしようもないときなどに、神経を鎮める作用があります。
スイートオレンジ
さわやかで甘い柑橘系の香りです。気持ちが滅入る時や、漠然とした不安にとらわれた時に使うと、気持ちが明るくなります。不眠の時は、部屋に香りを漂わせて寝ると、よく眠れます。
乳香
教会で祈りの際にも使われる、甘くフルーティーな香り。心を落ち着かせる作用があり、パニックに陥ったときに使うと効果的です。
ラベンダー
独特のさわやかなフローラル系の香りです。万能のアロマといわれ、神経を鎮静させる効果があり、不眠によく効きます。
ローズウッド
甘くスパイシーな香りです。落ち込んでいるとき、無気力なときに使うと、気分が明るくなります。また、ストレスを和らげてくれます。
これらのアロマは単独で使っても効果はありますが、いろいろと組み合わせることによって、さらに相乗効果を発揮します。以下では「心を平静な状態へ導くためのアロマレシピ」をご紹介しましょう。
心の不安を取り除くレシピ
- イランイラン：２滴
- スイートオレンジ：１滴
- プチグレイン：１滴
３８℃～４０℃のぬるめのお湯に３種類のアロマオイルを落とし、よくかき混ぜて浸かります。甘い香りが心を穏やかに鎮め、不安感を取り除いてくれます。
婦人特有のイライラを鎮める
- スイートオレンジ：１滴
- プチグレイン：１滴
- ラベンダー：２滴
オイルウォーマーの皿にお湯を入れて、３種類のアロマオイルを落とし、温めます。女性特有のイライラ感を解消して、気分を安定させてくれます。
心が穏やかになり、安眠できる
- サンダルウッド：２滴
- 乳香：１滴
- パチェリー：１滴
アロマライト（電気で温めて、香りを拡散する器具）に３種類の精油を落として温めます。香りが漂い始めたらベッドに入り、部屋の電気を暗くして目を閉じ、ゆっくりと深呼吸しましょう。だんだんと心が穏やかになり、深い眠りに入れるでしょう。
