サビアン占星術は、12星座それぞれをさらに30ずつに区切り、それぞれにサビアンシンボルという詩文のようなものをあてはめて占う方法です。マーク・エドモンド・ジョーンズという占星家が研究したもので、後にディーン・ルディアとい占星家がシンボルに解釈を加えて以降、世界中に広がっていきました。まずは、自分の太陽の度数を調べてみましょう。太陽が示すのは、人生の目的。あなたの人生の目的のシンボルは、どのようなものでしょうか?
今回は、射手座の特徴とサビアンシンボルについて見ていきましょう。
射手座ってどんな星座なの?
射手座は、火のエレメントを持ち、独立した精神で戦いやスポーツに勇敢に挑んでいく星座です。そして中でも、哲学・宗教などを追求するところがあります。牡羊座や獅子座も火の性質を持ちますが、射手座はそれらの星座よりもダイナミックな思想に憧れを抱きます。さらに牡羊座や獅子座と大きく異なるのは、広く集団を見据えていることです。射手座の人は、とにかく壮大なものが大好きな性格が見られます。射手座の太陽が出生ホロスコープにあるのなら、きっと壮大なビジョンを抱く傾向が、少なからずあるでしょう。
自分の太陽のサビアンシンボルの見つけ方
自分のサビアンシンボルを知りたいという場合、まずは自分の出生ホロスコープを出し、太陽の度数を詳細まで調べます。例えば、あなたの太陽の度数が射手座の13.5度であれば、サビアンシンボルは14度になります。つまり、1度足すのです。この場合、「ピラミッドとスフィンクス」のサビアンシンボルが、あなたの人生の目的を表しています。では早速、射手座生まれのあなたは、射手座の性質を知り、自分の太陽の度数のサビアンシンボルを読み解いてみましょう。
射手座の1度は「退役軍人が古い記憶を呼び覚ますために集まる」
射手座のサビアンシンボルは、1度の「退役軍人が古い記憶を呼び覚ますために集まる」から始まります。これは、まさしく射手座ともいうべき「戦い」がテーマになっています。すでに現役から退いている軍人たちは、今度は自由な立場と精神で、果敢に新しい戦いに挑んでいきます。そして、射手座は互いにぶつかり合いながら、切磋琢磨して、自身を成長させていきます。射手座の方は、このようなファイティング精神があふれている人、もしくはスポーツ好きな傾向がある人が多いのではないでしょうか?現に、射手座は武道などにも傾倒するところがあるといわれています。
射手座のサビアンシンボルの流れ
射手座は、1度で戦闘精神を磨き、切磋琢磨の中で激しい戦いを繰り広げます。この5度までの人は、少々性急で、熱いところがあるかもしれません。一方、続く6~10度では、協力体制を重んじます。いわゆるフェアプレイ精神です。11~15度では、高度な精神性に目覚めます。14度の「ピラミッドとスフィンクス」のシンボルにもあるように、古代の叡智などに興味を示し、敬意の念をもって研究に励んでいきます。16~20度ではどう進化するのでしょうか。今度は、今後、どうすれば生き残れるのか、サバイバル的な考え方が出てきます。物心両面における生き残りを狙います。21~25度は高度な知性を限りなく拡大させていく傾向が出てきます。そしてついに26~30度では、高度な精神を社会の中で生かしていく術を考えます。これは、次の社会の中で活躍する山羊座にもつながるものになっています。
射手座は、激しい戦闘精神を肉体的、精神的に兼ね備えた人間像を目指していく星座です。しかし、そのどこにフォーカスされているかは、度数によって異なってきます。あなたはどの領域に属しているでしょうか?