サビアン占星術とは、西洋占星術の12星座をさらに細分化し、星座ごとに30個のシンボルを持たせたもの。そのシンボルは、それぞれ深い意味があります。西洋占星術に興味がある人は、自分の人生を知ることに興味がある人でしょう。より今後の道の大きな道しるべとなるこのサビアン占星術。早速、自分の太陽の度数を調べてみましょう。太陽が示すのは、人生の目的。あなたの人生の目的のシンボルは、どのようなものでしょうか?
今回は、蠍座の特徴とサビアンシンボルについてみていきましょう。
蠍座ってどんな星座なの?
蠍座の特徴は、ひと言でいえば他人と深くかかわり一体化することによって、その切磋琢磨、情感の共感などを経て、自分自身を変えていこうとする性質を持ちます。蟹座、魚座と同様に水のサインですが、これは気持ち・情感においての一体感を重視するサインです。特に蠍座は、誰かと一体化することによって、あらゆる富を引き寄せることができます。とても濃厚な性質を持つこの蠍座。あなたも心当たりはあるでしょうか?
自分の太陽のサビアンシンボルの見つけ方
自分のサビアンシンボルを知りたいという場合、まずは自分の出生ホロスコープを出し、太陽の度数を詳細まで調べます。たとえば、あなたの太陽の度数が蠍座の5.4度であれば、サビアンシンボルは6度になります。つまり、1度足すのです。この場合、「ゴールドラッシュ」のサビアンシンボルが、あなたの人生の目的を表しています。では早速、蠍座生まれのあなたは、蠍座の性質を知り、自分の太陽の度数のサビアンシンボルを読み解いてみましょう。
蠍座の1度は「観光バス」
蠍座のサビアンシンボルは、1度の「観光バス」から始まります。観光バスは、先に紹介したように、見知らぬ他人と小さい箱の中に入り、運命を共にするという意味合いがあります。観光ツアーなどで偶然一緒に参加した人と交流して、旅行を通じて仲良くなることがあります。それがきっかけになり、旅行後も連絡を取り合うといったケースは多いものです。それと似たシンボルで、何か共通した感情体験をしながら変革を求めるという意味があります。このように、社会において他者と感情の共有を通じて、自分を変えていこうというのが蠍座です。
蠍座のサビアンシンボルの流れ
蠍座は、まず仲間との共有を1度から5度の間に行います。それによって喜びを分かち合うのがポイントになります。そして6度からは、思い切って新しい社会に入り込んでいき、冒険をすることによって感動を得る流れになります。深い関係によって、障害をものともせず進んでいくのが10度までの領域で、10度は「親睦夕食会」となっています。そして、11~15度の領域では、共感することによって自分自身を新しく更新し、確立していきます。16度からは、受容性を発達させる領域で、16度の「いきなり笑い出す少女の顔」のシンボルが象徴しています。さまざまな体験を通じて新しい絆と自分を確立したからこそ、できるやさしい人を示します。21~25度では社会へと抵抗する感情をどのようにして解決していくかを考えていくことになります。人生もこのようなテーマに取り組むことが多くなるでしょう。26度からは、これまで依存していた団体を脱して次の射手座へと向かっていく準備をします。26度の「キャンプをつくっているインディアンたち」のシンボルがそれを象徴しています。
蠍座は他者との深いかかわりによって自分を再構築し、新しい人生を切り開いていくのをテーマにします。それぞれ、自分がどのような領域に所属するのかを確認し、今後の人生に活かしてみてください。