好きになってしまった人が、たまたま妻帯者だった……そこから陥ってしまった不倫。
恋愛相談の中でも、一番多いのが不倫に関する相談です。現在不倫をしている人が、どのような状況なのか、探ってみることにしましょう。
不倫体質度チェック
不倫に陥る恐れあり?貴女の不倫体質度チェックです。心当たりのあるものに、チェックを入れてください。チェックが多いほど、不倫体質度が高いです。
- 1人の時間も好きだけど、基本的には寂しがりやだ
- 趣味が少ない
- 好きになるとついつい尽くしてしまう
- 動物を飼っている/飼いたいと思っている
- 人に物を頼まれると断れない
- 優柔不断だと思う
- ダメ男に惹かれてしまう
- どちらかというと、あまり自分が好きではない
- お腹がすくと、すぐに何かを食べてしまう
- 恋愛ドラマが好きだ
好きな気持ちが止められない
アンケート1不倫に罪悪感は、あり?なし?
- ある:76%
- ない:24%
不倫を続けている人の多くが、罪悪感を持っているようです。心では罪悪感がありながらも、実際は関係を続けてしまっている人が多数を占めています。
「不倫なんて、絶対にイヤだと思っていたのに……。好きになった人が既婚者だったから、不倫関係になってしまった」このような意見が一番多く見られます。良く言えば、それだけその男性が魅力的である……ということなのでしょうが、男性の身勝手さを感じてしまうのも事実です。
「私には夫と子供がいるので、いけないと思っているのだけど、どうしても彼を好きな気持ちが止められない」不倫相談は、男性が既婚者の場合だけではありません。女性が既婚者で、相手が未婚というケースも、少なくないのです。
なかには「結局、いい男だな~って思うと必ず結婚している。だから、結果的に不倫ばかり。お互い割り切ってるから別にいい」というように罪悪感を持つことなく、割り切った関係として捉えている人もいるようです。
不倫している年代を見てみると、最も多いのが30代の女性。同じ30代でも、前半は不倫相手と結ばれたいという悩みが、年を重ねるごとに結婚や出産のことを考え、不倫を清算しなければという悩みが増えてきます。
興味本位で踏み込んだら深みに……
アンケート2不倫は何回目?
- 初めて:57%
- 2回目:29%
- 3回目:9%
- それ以上:5%
アンケート2の結果が表しているように、圧倒的に多かったのが、「不倫は初めて」という答え。興味本位で不倫に足を踏み入れてしまった人が多いようです。
「結婚しているけどいいや!と思って、不倫関係になってしまったけど、気がついたら私のほうが深みにはまってしまいました」
不倫を重ねている人は、「一度、年上の既婚者の人と付き合ってしまうと、同世代の男性では物足りなさを感じてしまう」といった理由で、何度も不倫を繰り返してしまうようです。また複数回不倫を重ねている人のなかには、多数の不倫相手と同時に付き合っているという場合も。
不倫相手の大多数を占めるのが、同じ会社に勤めている男性。やはりいつも身近にいるというところで、不倫に陥りやすいようです。他には、仕事の取引先、店に来るお客さん、ネットで知り合った人などです。なかには、友人・知人の夫と……という意見もありました。
そして不倫経験者の中の2割ぐらいが、修羅場の経験あり。修羅場を迎え、そこで不倫を終えている人がほとんどなのですが、「奥さんにどなりこまれたけど、半年期間をあけて、またこっそり会っている」という逞しい(?)人も、少数ではありますが見られます。
別れようと思っても別れられない
アンケート3不倫期間はどのくらい?
- 1年未満:31%
- 1年以上:42%
- 2年以上:11%
- 3年以上:16%
アンケート3の結果が示すように、不倫関係の長さで一番多かったのが、1年以上という回答。
「相手は職場の上司。私が仕事で失敗したときに、優しくしてくれて。気がついたら好きになっていました。会社にバレるといけないので、屋外デートができない」
長年不倫関係を続けていると、なかなか断ち切るのも難しい状態に。
「別れる、別れないの繰り返し。でも結局別れられない。奥さんと別れる気がないのはわかっているんだけど……。『奥さんに勝ちたい』という意地で付き合っているところもあるのかも」
なかには、W不倫を何年も続けているパターンも。
「相手には妻子があり、私にも夫と子供がいます。夫は私を女性として見てくれない。でも不倫相手は女性として扱ってくれるんです」女性が一番弱い所をつかれています。「母」ではなく「女」としての自分を見てほしい……そういった不満から、不倫に走ってしまうパターンです。これは逆に男性にもいえることかもしれません。
今後どうしたいのかという問いに対しては、「結婚したい」「結婚はしなくても関係は続けたい」という意見が、なんと7割を超えていました。今付き合っている相手に、かなり執着しているようです。
そのとき、不倫をやめた
不倫から抜け出した人は、何をきっかけにして不倫関係に終止符を打とうとしたのでしょうか?その例をいくつか紹介していきましょう。
「いずれ奥さんと別れる……という言葉を信じて、2年間不倫関係を続けていました。でも、決定的な事件が起きたんです。奥さんの妊娠です。奥さんにはもう愛情がないと言っていたのに。それを知って、離婚する気がないと確信し、彼と別れることを決意しました」
「会社の上司との不倫。偶然とは恐ろしいもので、なんとか都合をつけて2人で行った旅行先に、同僚が……。あっという間に社内に噂が広まりました。人事により、私は地方に飛ばされることになったので、それを機に会社を辞めました。彼の奥さんにも知れることになり、結局私は仕事と彼、両方を失ってしまいました。もう二度と不倫はしません」
「たぶん、ちょっとしたスリルを味わいたいという気持ちもあったのだと思います。夫の同僚と不倫。でも、そううまくいくはずはないんですね。結局、夫にバレてしまいました。『もう絶対にしない』そう泣いて頼んだところで、一度失った信用を取り戻すこともできず、結局夫とは離婚することになりました。不倫の代償はあまりに大きかったです」
一緒になることだけを最終目標とせず、今の自分の気持ちを大切に
不倫の相談を数多く受けてきた、恋愛占い鑑定師の愛藍さんにお話を伺いました。
どのような不倫相談が多いですか?
やはり、一緒になりたいというご相談が一番多いです。ここ最近は、ダブル不倫が増えています。鑑定を受ける方は、30代後半~50代中半くらいまでの方が多く、専業主婦の方はまずいらっしゃいません。女性も仕事をしていて、お子様の手が離れた頃が多いように感じます。
特に印象に残っている不倫相談はありますか?
一緒になりたいというご相談で、女性は独身、相手の男性が既婚者でした。しかし、拝見させていただくと、男性のほうはまったく離婚の意思はなく、またその奥様にも離婚の意思がありませんでした。しかも、その奥様はとても気が強くて嫉妬深く、この不倫関係が知られると、離婚どころかその女性が訴えられる気配すらありました。すぐさまその旨をお伝えしましたところ、ムッとなさってらっしゃいましたが、約2週間後、再度電話があり、関係がばれて裁判沙汰になりそうだというご相談がありました。
現在、不倫でお悩みの方に、アドバイスはありますか?
既婚者であっても、人を好きになってしまうことは当然あります。ただ、一緒になること(結婚)だけを最終目標とせず、今のご自分のお気持ちを大切になさってください。
取材協力:占い師・愛藍先生(電話占い愛染)