ここ数年、年齢差のあるカップルが増加しているようです。ライフスタイルの変化とともに、私たちの意識が変わったからでしょうか？実際に現在、年の差恋愛を進行中の女性たちに、いろいろ聞いてみました。
年の差恋愛・体質度チェック
貴女は、年齢の離れた相手と恋に落ちやすい？当てはまるものに、チェックをしてください。チェックが多いほど、年の差恋愛にハマりやすい体質です。
年上との恋愛にハマりやすい人のチェック項目
- 困ったとき、真っ先に相談する相手が決まっている
- インテリタイプに弱い
- 周囲から、よく天然ボケだと言われる
- 大勢で出かけるとき、自分からは全く提案しない
- はっきり言って、自分はファザコンだと思う
年下との恋愛にハマりやすい人のチェック項目
- カッコいい男よりも、可愛い男が好き
- １人旅ができる／したいと思う
- テレビドラマの登場人物に、すぐ感情移入する
- 相手の欠点やわがままを許せるほうだ
- 結婚という形式にこだわらない
年下と付き合う女性は、増えている
アンケート1現在の相手は、年上ですか？年下ですか？
- 年上…46％
- 年下…54％
アンケート1では、年上を年下が若干上回るという、驚くべき結果になりました。ひと昔前までは少数派だった、年下男性との恋愛。60年代後半、男女平等をうたって社会進出をはじめたことで、女性の地位が確立されていきました。男性に頼ることなく自分で稼ぐことで、女性自らも選べる立場になったことと関係がありそうです。近年、年下男性との恋愛ドラマや映画が次々と作られたことからも、今では一般的に認められた恋愛の形です。20代は仕事を覚えつつ、同世代とそれなりに恋愛してきたキャリア・ウーマンも、気づけば30をとっくに超え、同世代はすでにみんな既婚者に……。それこそドラマのようですが、そんな現実から、年下男性と付き合う女性は少なくなさそうです。
年上男性と付き合っている女性は、「安らぎ・安定を求めている」との回答が多数でした。しかし一方で、男性は女性と比べ精神年齢が低いといいます。「同じ趣味（アニメのキャラクター）を通じて、ネットで知り合いました」という女性のお相手は、13歳年上の男性でした。「フランス留学中に、語学学校で出会いました。私は大学を1年休学して行ったのですが、彼は当時すでに31歳でした」という答えも。インターネットなどで、昔では縁のなかった遠方の男性と出会えるのも、歳の差愛が広まった理由のひとつでしょう。共通の話題があれば、年が上でも下でも、関係ないですよね。
好きになったら、年齢差は気にならない
アンケート2自分との年齢差は何歳ですか？（年上・年下とも）
- 6～10歳差…41％
- 11～15歳差…28％
- 16～20歳差…17％
- その他…14％
続いて、アンケート2では現在お付き合いされている相手と、どれだけ年齢が離れているのかを聞きました（年の差恋愛をテーマに質問をしていますので、1～5歳の年齢差は、その他に含ませていただきました）。それにしても、年の差カップルの多いこと！6～15歳の年齢差が、全体の約70％を占めています。その内訳は、相手が年下男性が38％で、やはり年上男性の31％よりも若干多いという結果でした。「若い頃は年上好きで、11歳年上と付き合っていました。でも、現在の彼は9歳下です」ある年齢から女性は、年下好みにシフトするのでしょうか？
16～20歳の年の差は大きいですが、17％もの回答がありました。「高校生のとき、16コ上の歴史の先生と不倫状態でした。時効ですよね(笑)？今の彼氏も偶然16コ上です」という、筋金入りの年上キラーも……。
その他の回答では、「28歳年上の男性と付き合っています。実の父親より3歳上です」という女性がいました！ちなみにこの女性の回答が、今回のアンケートで一番の年齢差でした。改めて、男性は年齢ではないのだなと思わされます。
結婚だけにとらわれない、恋愛スタイル
アンケート3年の差婚に障害はありますか？
- はい…57％
- いいえ…39％
- わからない・未回答…4％
「愛があれば、年の差なんて」という台詞をよく耳にしますが、結婚の壁についてはどうでしょうか？年の差恋愛をしている女性たちの結婚観に迫りました。
アンケート3の結果、「年の差婚に障害がある」と答えた女性は半数を超え、57％もいました。「10歳下の彼の実家へ初めて行ったとき、向こうの母親に明らかに距離を置かれた」「13歳年下と4年間付き合っていますが、いまだ自分の両親に紹介できずにいます」結婚はお互いの意志だけでなく、双方の家族が絡む問題。そこが引っ掛かってくるようです。
「障害がある」と答えた人の中で、相手の方が年上という女性は、10％未満にとどまりました。ここから、年齢差の大きい年下男性との結婚が難しいという答えがみえてきます。一方、年下と付き合っていて「障害はない」と答えた女性も、15％いました。その中の数人の女性は「そもそも、結婚を意識していない。パートナーとして一緒にいられればいい」と答えています。「彼の両親に気に入ってもらってから、カミングアウトした」という、年上女性も。そんな駆け引きも、時には必要かもしれないですね！
真剣な姿勢と愛あるコミュニケーションが、成就のカギです
年の差恋愛の相談を数多く受けてきた、占い鑑定師の花音さんに、話を聞いてみました。
どのような年の差恋愛の相談が多いですか？
ここ２、３年でしょうか……。年の差恋愛で悩まれる方からのご相談が、緩やかに増え続けています。女性が年上で、男性が年下のケースがほとんどですね。ご相談者の女性が30～40代、お相手の方が20～30代といった具合です。元来、年齢差のある相手を恋愛対象に見ていなかった女性が「かなり年下の男性を好きになってしまった」と、戸惑われてみえるご相談内容が多いです。
印象に残っている年の差恋愛の相談はありますか？
やはり、年の差が大きく離れた方のご相談が思い出されますね。20歳以上年下の男性を好きになってしまい、ご相談者さまのご子息よりも年下なので、困惑しているとおっしゃられていました。
年の差恋愛でお悩みの方々にアドバイスはありますか？
年の差恋愛は、世代による価値観の相違や、ご自分に自信が持てない不安、将来予測される周囲との確執等、さまざまな壁が立ちはだかると思います。でも、最終的には障害を乗り越えたいと思われる貴女のお気持ちと努力が、成就へ導いてくれるのだと思います。お相手に対する真剣な姿勢と愛あるコミュニケーションが重要なカギではないでしょうか。
取材協力：占い師・花音先生（電話占いニコール）
