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月が隠れると何かが起こる

西洋占星術で「月食」が意味する不思議なアノことって?

月食とは、地球が太陽と月の間に入り込むことで、月がちょうど影になって見えなくなる現象のことを言います。天文学的には、天体の配置の変化によるものといわれていますが、実は西洋占星術において月食は、深い意味があるのをご存知でしょうか。確かに月食はとても神秘的な現象でもあり、何か地球上の私たちに深い意味を投げかけてくれているようにも感じます。果たして、西洋占星術的で月食はどのような意味があるのでしょうか?

西洋占星術的な「月食」。その意味のある配置とは?

月食が起きるときというのは、西洋占星術でいえば、ホロスコープ上では太陽と月がオポジションという位置になっているのに加えて、黄緯が近い位置であるというのが特徴です。オポジションとは、天体同士が180度を取るアスペクトのことで、お互いの天体が相対している形になります。よって欠けているものを互いに補充し合う関係にあり、真正面にあるために、互いが直接的に影響し合うことになります。つまりエネルギーとして見ると、非常に大きなものが生み出されるアスペクトといえます。そして、太陽と月の軌道が交わる「ドラゴン」と呼ばれる位置で月食が起きるということも大きな特徴です。

月食は穏やかな影響をもたらす

月食は、月が見えなくなることから、月のパワーが弱まる配置といわれているものの、満月の中では多少強い作用をもたらすともいわれています。それは、ドラゴンの位置で太陽と月がちょうど相対するからです。しかし、占星術的にいえば、その影響は月という天体の性質上、感情面に穏やかに及ぼされます。このとき、私たちは、過去に起きた苦しいできごとや悲しいできごとから起きた感情をすべて手放し、新たに前へ進む準備をさせてくれるといわれています。

月が太陽と相対すると、月は太陽という目的をしっかりと見据えることで、新たな決断をします。例えば、ダイエットを志し、いつまでに3kg痩せるぞ!という目標が太陽だとすれば、その3kgという目的を果たすために心を固め、具体的にその成果を上げるための方法へと動き出すイメージです。月食は、より精神が広くなるといわれているため、何か物事を達成するには、良い影響をもたらす瞬間といわれています。

月食は出生ホロスコープの中で何を意味するのか?

月食が起きたホロスコープと、出生時のホロスコープを重ね合わせて、その月食の位置が入ったハウスやサインを見ることがあります。この月食が起きた瞬間から一か月ほど、強い影響を受けるといわれています。

まず、月食が起きた位置が、出生ホロスコープの天体にある位置と、コンジャクションを起こしていないかどうかを調べます。次に強いアスペクトを形成していないかを調べます。強いアスペクトには、90度のスクエア、120度のトライン、60度のセキスタイルなどがあり、この角度はインパクトの強い作用をもたらすといわれているものです。もしこれらのいずれかのアスペクトを形成していれば、生活に月食の強い影響が及ぶと考えられます。

そもそも、月食とは、大まかにいえば、「新たな事柄のはじまり」を意味します。人生の新しい面が見え、それに向かってスタートを切る瞬間です。そして、月食は特に月の効果が大きくなるといわれているため、月が司る感情的な面がより影響を受けやすくなります。感情面に新しい変化が起きるということは、時に感情の起伏が激しくなることも。そのせいで、自己に葛藤することも多くなるでしょう。特に、出生ホロスコープの天体の中でも、コンジャクションやオポジション、スクエアなどの強い作用のあるアスペクトが、月食が起きた地点で見られる場合、強い感情面での影響が及ぼされると考えられます。

また、出生ホロスコープの中で、月食が起きているサインの特徴を見ると、今後何が新しくスタートするのかの性質が見えてきます。


月食の際、もし自分自身に大きな影響が及ぼされる場合には、感情面が非常に揺さぶられることが予想されます。そんなときは、ぜひその新しい感情に対して素直に反応しつつ、冷静に物事を進めるのをおすすめします。その月食の神秘的なパワーを受けて、新しい日々に乗り出しましょう。

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