人間の態度、目や手の動きは、思っている以上にいろいろな感情を相手に伝えています。彼のしぐさから嘘を見破り本音を見抜く、恋愛心理学の第二弾！
あなたはふだん、人と会話する時に身振り手振りを頻繁に使いますか？私たちは多かれ少なかれ、さまざまなしぐさを交えながら話しをしています。一方、こうした意識的なしぐさとは別に、いろいろな感情を無意識に肉体の動きで表現することもあるのです。このしぐさから、表面上の言葉や表情から隠された相手の本心がわかるようになるのです。相手のしぐさから、その本音を見抜きましょう。
視線をそらすのは要注意！
しぐさの中でも、特に目の動きにはそのときの心理状態が表れています。たまにテレビで、本当は犯人だった人間が目撃者や被害者の一人としてインタビューされていることがありますが、よく良く見ると、一度も目をあげていなかったり、妙に視線が動いたりします。
嘘をついていると、自分の心の内を見透かされるのを恐れて、無意識に相手とのアイコンタクトを避けてしまうのです。逆に本当のことを話していたり、心外なことを言われて反論したりしているときは、相手に自分の話を聞いてもらいたいわけですから、真正面から相手の顔を見て話します。話をしているときに、あなたのほうから相手の顔をじっと見てください。ふと視線を落としたり、そらしたりするときは、本当のことを言っていない可能性が高いのです。
また、会話をしていないときに視線を頻繁に合わせてくる人は、あなたに好意を持っていることを伝えたい、親しくしたいと思っています。男女間に限らず、職場の同僚が親しげに視線を送ってきたりするのも、相手があなたに親しみを感じている証拠です。
握られた手と開かれた手
会話をしているとき、その相手の手に注目してください。その掌が握られているか、広げられているかで、相手があなたに心を開いているのかどうかがわかります。拳がぎゅっと握られたままならば、あなたに心を許していないか、嘘やごまかしが見破られないかと防御していることを意味するのです。逆に掌が開かれているときは、相手はあなたに対して心を開き、リラックス状態にあります。
また、相手に何か質問をしている最中に、その手がぎゅっと握られてたり、掌が下へむけられたりしたときは、その質問に対して身構え、防御態勢を敷こうとしている証拠です。相手が「別に隠すことは何もない」「もっと良くわかるように質問してほしい」と思っているだけなら、掌は上に向くはずです。
身体全体のしぐさ
話をしているときの身体全体の様子も、相手の心理をよく表しています。もしその相手が、両腕、両足を体にピタリとつけるようにして座っていたり、腕や足を組んで座っていたりしていれば、やはりそれはあなたに対して防御態勢を取っているといえます。嘘を言っているか、隠し事をしているか、本心を知られたくないと思っているのかのいずれかでしょう。
逆に自分に自信を持ち、その場の居心地が良ければ、手足を伸ばして自分の場所を確保しようとします。このように相手が話しているときの身体の動きがぎこちない場合は、心のどこかにその発言に対して自信がない……という気持ちが隠されているはずです。
手と顔の関係
第一弾でも触れましたが、会話の最中、相手が顔に手を当てる、顔を手で覆うなどといったしぐさを見せる場合は、本音が出るのを抑えようとしていたり、あなたの話を聞きたくないといった証拠です。無意識のうちに意思表示をしているのです。
また、自分の考えを言う時に、片手をさっと顔のほうへやった場合は、嘘をついたり、ごまかしたりしていることが多いのです。鼻に手をやる、耳たぶの後ろを触る、目をこするといったしぐさも、ごまかしのサインです。
話しているときに口を手で覆うという動作もよく見ますが、その場合も自分の意志に対して自信がない、嘘を言っているという可能性があります。
言葉と動作が微妙にずれる
相手に自分の意見をわかってもらいたいときは、身振りが激しくなりがちです。でも、そのときの身ぶりは無意識にしている動作なので、決して言葉とずれることはありません。しかし、意識的に自分の言い分を相手に闘争とする場合、無理に意識して身ぶりを加えるので、微妙にそのタイミングがずれ、動きがぎこちなくなります。意識的に自分の言い分を闘争とする場合は、その「言い分」が根拠のない言いがかりや嘘ということがほとんどなので気をつけてください。
信念を持って発言する人は、その主張を相手に納得してもらいたいので、重要なところでよく頭を上下に動かします。しかし、強調したいところとまったく関係なしに機械的に頭を動かし、言葉のリズムと噛み合っていないときは、その主張が真実ではない可能性があります。
貴女から逃げ出したいサイン
もしどこかで久しぶりに会った相手が、口では挨拶しつつも頭を後ろに反らしながら遠ざかっていったら、「逃げた」と感じるはずです。
これと同じように、あなたが会話している相手が、頭を反らしながら話を聞いているときは「聞きたくない」「逃げたい」と思っているサインなので、早々に話を切り上げたほうが良いでしょう。逆にあなたとの会話を楽しんでいるときには、頭が前のめりになり、顔を近づけるようになります。
話しかけたときに、相手の頭が反るか前のめりになるかを観察すると、あなたの話を聞きたいのか、聞きたくないのかがわかります。
ボディタッチをしない人
何かをごまかそうとしている人は、なるべくあなたから遠ざかり、身体に触れようとはしません。嘘を言っていることに少なからず罪悪感を持っている場合は、騙している相手に触ることが自分の罪をさらに重くするように感じるため、親しげな好意を避けるのです（ふだんからボディタッチをしない関係の相手は別です）。
もし恋人や伴侶などあなたとごく親しい関係にある人が、あなたと距離を置いて決してタッチしてこないというときには、その人の言葉に嘘がある可能性が高いのです。
無意識のうちにしぐさに出てしまう本当の気持ち。それをチェックすることで、相手があなたに対してどのような感情を持っているのかわかります。距離を縮めていけば、そのしぐさも変わってくるはず。あなたも、相手の細かいしぐさをチェックしてみて！
