「3月は別れの季節」といいますが──。今回は大胆にも友人との別れではなく、お付き合いしていた恋人との「別れ」について特集しちゃいます!
恋愛の終わり方は人それぞれ。ひとつの枠にはめ込むことはできません。でも、長く付き合った相手との美しい思い出は、そのまま残しておきたいものです。「この人とは、もう別れるんだから」といって、酷い別れ方をしてしまったら、美しいはずの思い出まで、二度と思い出したくない過去に変わってしまいます。そんなの、もったいないじゃないですか!
過去の恋愛の良し悪しは、別れ方次第といっても過言ではありません。付き合った期間が長ければ長いほど、上手な別れ方をしたいですね。
どうして、別れを選択するの?
良い状態で付き合っているときに、別れを考える人はいませんよね。長く付き合ったカップルにとって「別れる」という行為は、精神的にも大きな負担のかかるもの。できれば、誰だって簡単に決断をしたくない選択です。では、どうして別れてしまうのでしょうか?
価値観の違い
どんな人と付き合っても、多かれ少なかれ、価値観の違いは生じます。それをあなた、または相手が、受け入れられるか否かが別れの境界線だといえるでしょう。長く付き合えば、折り合いがつく(許せる、あきらめられる)か、ますます鼻についてしまうかのどちらかです。別れを決めたあなたは、後者の気持ちではないでしょうか。
浮気をされた
一途になれる女性と比べ、ホルモンの関係上、男性は1人の相手では満足できない生き物です。とはいえ、全く浮気をしない人は大勢います。理性が働いて我慢ができているのです。相手を縛りつけるのではなく、男心を研究したり、自分磨きをして浮気をさせない努力をすることは必要です。
マンネリ化
どんなカップルにも起こる問題ですし、新しい人と付き合っても必ずマンネリする時期は訪れます。付き合った当初の気持ちを何年も持ち続けることは、誰にもできないこと。2人で旅行に行く、新しく共通の趣味を持つ、いつもと違うデートプランをたてるなどが、マンネリを防ぐポイントです。それでも、別れると決めた相手とは「もう、そんな気になれない」のが本音でしょうか。
あなたが振る場合
いざ「別れる」と決めたら、女性の方が案外サッパリとしているようですね。でも乱暴な別れ話だけは、しないように注意してください!
相手に手を出させてしまったり、ストーカーに変貌させてしまう危険を伴います。理由は何であれ、一度は好きで付き合った相手ですから、極力傷つけずに別れたいものです。
付き合いが深いほど、長期戦を覚悟する
3年付き合ったカップルが、3ヶ月だけ付き合ったカップルと、同じ別れ方をできるはずがありません。お互いに結婚も意識したでしょう。「別れて欲しい」のひと言では、相手も納得できません。面倒に感じるかもしれませんが、長く付き合えば付き合うほど、別れの話し合いにも時間がかかると覚悟してください。
「他に好きな人ができた」を理由にしない
それが理由であっても、言わない方が無難です。そして実際はそのつもりがなくても、「しばらくは1人でいたい」と告げておきましょう。あくまでも2人の付き合いの中で起きた出来事が、別れるきっかけであると伝えることが大切です。そして、相手にも「別れてもよい」と納得させることです。
冷静に、根気良く
相手が何を言い出しても、熱くなって言い返してはいけません。深呼吸をして冷静に応対しましょう。相手の意見をきちんと聞いて、謙虚な姿勢で話し合ってください。別れたい理由は明確かつ、丁寧に告げること。そして「付き合えたことに感謝している」という気持ちを、きちんと相手に伝えられると良いでしょう。
相手から、別れ話を持ち出させる
特にプライドが高い相手と別れるときに有効です。連絡を遅くしたり、デート中に上の空を装ってみましょう。大きい失敗ではなく、小さいことの積み重ねが肝心。「一緒にいても、この先不安だな」という「ちょっとイラッとする」要素を増やしていく、上級者向けテクニックです!
あなたが振られる場合
長く付き合った相手に別れを告げられることは、とても辛いことです。恨み節のひとつも言いたいところですが、そこをグッとこらえて、「今までありがとう」と思える勇気を持ってください。その気持ちが、新しい恋愛を謳歌する未来に繋がります。別々に時を過ごしたことで、相手が再びあなたの元へ戻ることもあるかも知れません。
気持ちを「リセット」する
相手をキッパリと忘れること──。それは付き合いが長いほど、難しくなります。相手を思い出すきっかけが、そこら中にあるからです。気持ちを整理するまで時間がかかりますが、それを乗り切ることから道は開けます。友人に遊びに連れ出してもらったり、集中力を要する作業や趣味に没頭するなど、意図的に相手のことを考える時間を作らないようにしましょう。
逆上しないように心がける
「私のどこがいけなかったの?悪いところを直すから、もう一度やり直したい!」そんな思いで、頭の中が一杯になってしまうかもしれません。しかし詰め寄るほど、相手の気持ちは離れてしまいます。一息置いて落ち着いてから、理由を聞きましょう。相手の言葉を真っ向から否定するのではなく、自分を見つめ直す材料にするぐらいの気持ちで聞くように心がけてください。
未練をみせない
別れを切り出されて、未練のない人はいません。大変ですが、相手の目に自分が未練がましく映らないよう、意識をしてください。よりを戻して、再び幸せになっているカップルは、一定の沈黙の期間を経ているはずです。「私を成長させてくれて、ありがとう」、「私も幸せになるよ」と笑って言えたなら、相手より一段上手です。相手は別れたあなたのことが、段々気にかかってしまうかもしれません。
別れた後の「お約束」
振った人も、振られた人も、別れた後に徹底的に守らなければいけないことがあります。
- 絶対に、電話をしない・出ない
- 絶対に、メールを送信・返信しない
- 絶対に、会わない
自分から別れた場合でも、これが意外に徹底できないようです。振られた立場だったら、期待してしまう行為。気持ちを断ち切ろうとしている相手の為にも、止めましょう。同じ職場で働く場合、会わないのは不可能ですが、電話とメールに関しては実行しましょう。連絡を取り続ける以上、過去の美しい恋愛・思い出には成りえません。自分が振られてしまった場合、辛い日が続くでしょう。でも、それを乗り越えなければ、新しい幸せはやって来ません。相手と連絡を取ろうとするのは止めましょう。次の出会いに目を向けて前向きに生きるためにも、これらを守ることは大切です。新しい気持ちで日々を過ごせるようになったとき、昔の恋人との出来事も懐かしく思い出せるでしょう。
上手に別れるポイントは、別れると決めたら(決まってしまったら)、徹底的にキッパリ別れること。そして、振ったら、相手に思いを引きずらせない。振られたなら、相手に対する思いを引きずらないことです。
まとめ
別れ話が浮上したとき、いかに相手の良いところを思い出せるか、相手に感謝できるかが、美しく別れるポイントといえそうです。う~ん……かなり高度なテクニックが必要ですね!