前回はどんな態度・行動を取る女性が男性から嫌がられるかを見てきました。
さて今回は前回の実例を元にして、どうすれば男性から好かれやすい女性像を作り上げることが出来るかをまとめてみようと思います。いずれの場合も、自分が逆の立場に立たされたらどう思うか。このことにさえ気付けばすぐにでもあらためられるはずです。
1.彼と会うときは、彼だけに集中する。マナーモードにしておくぐらいの気配りを!
彼に限らず友達同士で会うときも、携帯をマナーモードにしておくくらいの気配りを。もちろん引っ切り無しにメールする姿もマイナスなのでご法度!
2.会話はキャッチボール!自分の話をした後は、同じ分だけ彼の話を聞く!
恋も会話も一方通行じゃ続かない!キャッチボールやシーソーゲームのように、反応を楽しむのがベスト。
3.彼に対して、過剰な嫉妬心は見せないこと!
女性の嫉妬心を見ただけで冷める、という男性の声も多数あります。男性は追い掛ける動物です。むしろ相手に嫉妬心を起こさせるくらいになるべし!
4.仕事や能力、趣味などで、彼と他人を比較しない!
他人を引き合いに出して、彼の長所を誉めるのなら別ですが、女性側にその気がなくても男性は自分を全否定されたような気分になるのです。
5.おごられて当然、という態度を見せない!
食事などのお勘定のときには、「割り勘にしましょう」と(たとえモーションだけでも)しめしてみるべき。ただしあまりに度が過ぎると、「僕に借りを作りたくないということかな」とネガティブに受け取られることもあるので、相手がなおも奢ってくれるというのなら「ごちそうさま」と笑顔でお礼の言葉を!
ちょっとした行動や態度から『男の本心』を探る!
最後に女性が最も読み取りにくい、男性独特の態度について考えてみましょう。
いざ交際が始まったときに戸惑わないためにも、パッと見、首をかしげる彼の行動の裏にどんな心理が働いているのか、それを知ることがとても大切だと思います。
男の本心を探る!ケース1一緒にいてもつまらなそうな彼
たとえばとても感動的な映画やドラマを観たとき、あなたが泣いているのに隣の彼はシラーッとした顔。「この人、感情がないのかな?」と感じたことはありませんか?「私と一緒なのに、まるで別のことを考えているみたい……」、「私といてもつまらないのかな……」と、そんな疑心さえも生まれてしまうことでしょう。でもそれは必ずしも彼があなたを好きではないというサインではありません。一般的に男性は感情を表に出すことが、自分の弱さをさらけ出すことだと考えています。社会で働く男性にとって、感情は理性的な行動を邪魔する厄介なものなのです。それは冷静な判断力を鈍らせ、時には自分をピンチに追い込む原因となるもの……彼は無意識にそう捉えているのです。だから映画や遊園地などの二人一緒の体験で、彼がやけに冷静にしていてもあまり気にすることはないのです。それよりもあなたへの気遣い、たとえば映画に感動して泣いているあなたにハンカチを差し出てくれるとか、「泣き上戸だね」と優しく微笑んでくるとか、そうした仕草が見受けられるかどうかであなたを愛しているバロメーターになるはずです。
男の本心を探る!ケース2なかなか「好き」と言ってくれない彼
交際を始めてしばらく経つのに、なかなか彼は「愛している」、「好きだ」と甘い言葉を囁いてくれない。付き合い始めの頃は頻繁に言ってくれたのに、もしかしたら飽きられているのかな?このパターンもまた、恋する女性がよく陥る不安のひとつです。心の働きの中で感性よりも思考が優位を占めている男性は、万事につけて理由を必要とします。女性からすればとても考えにくいことなのですが、彼にはあなたを好きだと言うのにもきちんとした理由が必要なのです。一般的に男性は相手のことをどんなに好きでも、それだけでは「好き」という言葉はなかなか口に出しません。彼が最初の頃にあなたを好きだと言ってくれたのは、「交際したいという意志を表示するためにそれが必要だった」からなのです。ところが二人の仲が相思相愛であることが確信されるようになると、わざわざ「好き」だと言葉に出さなくても良いと考えてしまうわけです。いっぽう女性は、「好き」、「愛している」と言葉に出してもらうことが、愛されていることのバロメーターになると考えがちなため、ここに男女の気持ちの行き違いが生じてしまいます。「好き」となかなか言わない彼であっても、それだけであなたへの愛情が冷めてしまったと決めつけるのは早計。それよりも彼の態度をよく観察しましょう。言葉で愛情を伝えない分、男性は態度で愛情を伝えようとします。あなたに対する彼の態度が思いやりや優しさに溢れているかどうか、それが愛情確認のバロメーターであると考えましょう。
男の本心を探る!ケース3仕事上の付き合いが恋愛より優先の彼
会社で働く一般的な男性は、恋愛よりも仕事の誘いを優先します。次に友人同士の付き合い、そして彼女とのデートという優先順位になりがちです。ただしこのことだけをもって、「私は彼から大切にされていない」と早合点しないように!なぜなら男性は、親兄弟と同様に自分の身内と感じている人に対しては、何事につけても後回しにする傾向が強いからです。俳優や歌手がよく言う台詞に「親の最期を看取れなくても舞台に立つ」という言葉がありますがこれと同じ発想です。結婚して一家を養っていくことを当然の義務として課せられている男性は、稼ぎを持続するために仕事や社会的な信用関係を第一にせざるを得ず、その結果このような考え方や行動として表れるのです。ですからデートの急なキャンセル理由が「仕事」であった場合、男性とはそういう生き物だと思い、むやみに責めることは止めておきましょう。逆に「あなたに会えなくて寂しいけど、今回は我慢するわね。仕事がんばってね」くらいの台詞が出るようになれば、男性の大好きな「健気な女性」を印象付けることができます。男性から実際の声を聞いても、このひと言はかなり得点が高いようです。なにしろ彼は罪悪感を抱いていますから、次回のデートではその分まとめてあなたを喜ばせようとしてくれること間違いなし!
さて2回に渡りオトコゴコロについて見てきましたが、いかがだったでしょうか。
「男と女は所詮、わかり合えない」文学者や哲学者など人生の考察者たちがよく言うセリフです。たとえある一面でそれが真理だとしても、最初からそんなあきらめの境地にいては、恋愛など楽しめるはずはありません。とにかく今は彼のふところに飛び込むことを考えて、自分が少なくとも性格美人であることを最大限にアピールしましょう。それこそが、切ない片想いを相思相愛の恋へと変えるための不可欠なステップなのです。